RAWWORKS presents
永山智行演出×俳優川内清通×12人の俳優による12通りの世界
「prayer/s」 ※ワークインプログレス公演
裸の街の
裸の人たち
おしまいの風景か
はじまりの風景か
たたずむ
しか
できない
ひと
が
いま
ここ
に
いる
作・演出 : 永山智行(劇団こふく劇場)
CAST
酒瀬川真世(che carino!/che carina!)
秦かよこ(座”K2T3) 上野敦子(演玩カミシモ) 田中克美
川口大介 椎木樹人(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)
湯田葵(演劇ユニットノヴァの刺身) 松岡優子(ゼロソー)
岩元恵理(演劇ユニットノヴァの刺身) 福薗宏美(劇団LOKE)
米山和宏 塚原政司
川内清通(RAWWORKS)
演出助手:山下キスコ(演玩カミシモ)
制作 :橋本理沙(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)
※ワーク・イン・プログレス公演とは
途中経過を発表する実験的な演劇公演
今回上演する作品を元に2012年本公演を上演予定
演劇は戯曲からはじまらない。
演劇は俳優からはじまる。
俳優の人生からはじまるのだ。
俳優は劇作家を挑発し、
演出家は俳優と闘う。
そこから生まれる新たな兆し。 永山智行
そしてここに13人の俳優が居る。
全員が舞台に立つのか。
何人が舞台に残るのか。
確かなことは洗練された演技などここには要らないということ。
ここに残るのは一人の人間が持つリアリティだ。
僕が受け止められるほんの少しの現実を手に
到達点の見えない旅がいま始まる。 川内清通
【福岡公演】2011年5月16日(月)-17日(火) 会場:Konya gallery
【長崎公演】2011年5月30日(月) 会場:宝町ポケットシアター
|||||||||||||||| あ・と・が・き |||||||||||||||||
『prayer/s』長崎公演が終了しました。
ご来場くださった皆様、ありがとうございました。
個人的に、はじめての長崎公演。九州で福岡県以外で舞台に立ったのは初めてでした。
公演の前に朝から原爆資料館に足を運び、それぞれの想いで過ごす時間。
そして福岡公演には出られなかった俳優 椎木樹人が初めて合流。
このprayer/sという作品づくりの稽古場は基本的に、4人のみ。
演出永山×俳優川内×参加俳優×演助山下。
演出永山から俳優へのインタビューではじまった作品づくり。
それぞれの俳優に向けたそれぞれのワークショップを経て作品づくりへ。
他の俳優がどんな稽古をしているのかまったく知らないまま
台本も自分の部分のみしか配布されないまま、本番前日の最終調整稽古で
はじめて作品の全容が全員に知れ渡るという流れ。
けれど椎木は福岡公演に出ていないので、当然福岡の最終稽古にも居らず
長崎公演でも前日までガラパ公演があっていたため、当日合流。
長崎prayer/sは、公演当日に俳優が揃い、
福岡と舞台配置も俳優の順番も違っているから
ゲネで初めて長崎prayer/sの全容が明らかに! という。
これは、時間がなかった、とか、即席の、とかいうことではなく
これは prayer/s の、産まれてすぐ炎が燃え盛り一瞬にして消えゆく儚い命、
そこに全力をそそぐ祈り、そのものだな、と、私はそう感じた。
個人的には怒涛の俳優修行月間になった5月を締めくくる公演で
この長崎prayer/sを体験させていただき、関係者の皆さんにも、それから
きっと息苦しかったりしたであろう空間・時間を共有していただいた
ご来場の皆さんに本当に感謝いたします。
福岡・長崎含め、各地からprayer/sを見に来てくださった皆さん
本当にありがとうございました