恒例のめんたいワイド法律ハテナのロケが終わり、博多座にかけこみ観劇。
その帰り道。
中洲大洋劇場のあたりで老夫婦に声をかけられた。
お泊まり予定のホテルが分からない、と住所を聞かれ…建物はいろいろ分かっても
「四丁目どこですか?」は自宅や職場がないと分からないものですね。
地図をみせていただくとエクセル東急の近くだとわかったので
「急いでないので案内しますよー♪」と歩き出した。
ご旅行ですか?ときいてみたら、北海道からいらっしゃったんですって。
目的地までちょっと迷いましたが無事に送り届けますと
おじいさんは帽子を脱いで深々とお辞儀してくださり
おばあさんは何度もお礼の言葉をくださった。
「滞在楽しんでくださいね~♪」と手を振りお別れ。お2人の姿を見送り
なんだか涙腺の元栓のとこがジュンと沁みた。
背筋のシャンと伸びたご主人とおっとり優しそうな奥さま
「ともに白髪の生えるまで」
素敵なお二人の旅の一瞬に登場できて嬉しい限りでした。
ほんの5分ほどだったとは思うのですが、袖振り合うも多生(他生)の縁。
博多はイイ町だねーなんて話ながら帰ってもらえたら嬉しゅうございます。
もしかしたら実はさんざん来慣れた町だったかもしれないけど。
そしてまた一周して天神まで歩いていたら、今度は中学時代の同級生が
旦那さんと軽く腕を組んで歩いているのを発見。
二人を包む空気がとても柔らかく素敵なものだったので声はかけないことにして
そっと見送る。幸せな風景をこっそりお裾分けしてもらった。
あぁーなんて素敵な帰り道なんだろか。
「素敵」という言葉しか使えない語彙の乏しさを残念に思うくらい素敵な帰り道。
できれば眠りにつくまでこの素敵な気持ちがジャマされないことを願う。ふひひ
それにしても「素敵」という言葉の響きはなんてステキなんだろう。
にしても他にぴったりなコトバはないものか。
ひらがなのすてきなことばがきっとあるはず。日本らしい言葉がきっとあるはず。
あぉー気持ちのイイコトバの使い手になりたひ。