九州戯曲賞 第1回大賞受賞作品
「白波の食卓」 リーディング公演
作 : 森馨由(長崎県佐世保市/劇団HIT!STAGE)
演出 : 安永史明(劇団アントンクルー)
佐世保という町に住み続けて30年。ただ住み続けるだけでなく、5年前に男の子(信太郎)を
救助し、海で亡くなった弟(夏彦)の存在に縛られながら、時間がとまったように過ごす祥子。
周囲にはそれを気遣う人間もいるが、どうしても彼女の時間は先へ進まない。そんな彼女の
日常の中に、少しずつ変化が起き始める。東京で就職した妹(基子)が、夏彦の葬儀ぶりに
友人(美咲)を連れて帰郷し、祥子の静かな日常が揺り動かされる・・・。
CAST
古賀今日子(che carino!/che carina!)
中村雪絵(劇団ぎゃ。)
眞島左妃(グレコローマンスタイル)
松岡優子(劇団0相)
どん太郎(劇団万能グローブガラパゴスダイナモス)
広瀬健太郎(劇団風三等星)
東是信
酒瀬川真世(che carino!/che carina!)
高山力造(village80%)
竹山優紀(劇団ひまわり)
谷川育実(劇団ひまわり)
栃原純司(劇団アントンクルー)
2009年11月14日(土) 会場:大野城まどかぴあ 小ホール
◆作者/森 馨由(かおる)プロフィール◆
劇団HIT!STAGE所属。1997年、代表の田原佐知子と二人で劇団結成。
1998年2月アトリエ公演で旗揚げ。脚本の森馨由の世界を、演出の田原佐知子が
舞台化するというコンビで活動を続けている。長崎県佐世保市を拠点に活動中。
佐世保で暮らす20-30代の女性にしか見えない、感じられない世界を
丁寧に表現する作風が、観客の支持を集める。
◆演出家/安永史明プロフィール◆
劇団アントンクルー主宰。2000~2003年「ふくおか県民創作劇場」において
チェーホフ作品などを演出。主宰する劇団でも、現在まで数々の翻訳劇を演出。
□九州戯曲賞□
九州に拠点を置いて活動する劇作家の優れた作品を顕彰することを目的に2009年創設。
第1回の最終審査員は、中島かずき、横内謙介、松田正隆、土田英生の4名。
主催:九州地域演劇協議会|NPO法人FPAP
共催:(財)大野城市都市施設管理公社
協力:財団法人福岡市文化芸術振興財団|財団法人熊本県立劇場|長崎市|
アルカスSASEBO|財団法人宮崎県立芸術劇場|日本劇作家協会
協賛:株式会社ふくや 社団法人企業メセナ協議会助成認定事業)
九州戯曲賞大賞を受賞した戯曲作品をご紹介するリーディング公演。
5日間の夜だけの稽古に6日目が本番という短期制作。
10年来の安永先生の演出で共演陣も心躍るメンバーばかり。
そして、この作品で一気に作家の森馨由さんのファンになりました。