日記

釜山でひとり芝居。

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少しずつ経過報告を書いておりましたが…
いよいよ来月、韓国釜山(プサン)にて、一人芝居してきます。

このブログでもたびたび触れておりますが、去年の夏から釜山と福岡を行ったり来たり
その間に人から人へ繋がり、たくさんの演出家,俳優さんに出会ってきました。
ありがたいことに、顔を見たら、MAYOさん!と呼んでくれる人がたくさん。

今まではあちら釜山でもこちら福岡でも、舞台を見たりいろんな話をしたり
一緒に美味しくご飯を食べたり…そんな関係を少しずつ築いてきましたが
いよいよ来月、はじめて、釜山の舞台に立ちます。ひゃー!
考えてみたら私の舞台での姿を見られる前に演劇関係の方々友達先輩ができてしまったので
演劇人として俳優として認めてもらえるか 、かなりプレッシャーを感じています。
がっかりされたくないもの!

幾度もいろんな話をしながら、私の舞台や映画のプロモ動画を見てくれたりして
なにより私との作品創作を熱望してくれた、今回タッグを組む演出家ヤン・ジウン氏の
その期待に応えねばならないのだ。

応えねばならない、ってのは、義務じゃなくて。
そんな自分に期待したい、という、そういう。
んー。ニュアンスむずかしいけど。

相変わらず喋れないくせに通訳もつけずに単身乗り込む今回の共同製作。
福岡側の団体を何か経由しているわけでもなく、わたし個人としてのやりとりで
まさに、身ひとつで飛び込む期待と不安と逃げ出したい気持ちとやたら楽しみなのと
向こうに行く前からいろんな気持ちが入り交じって胸騒ぎ。胸会議。胸議会。ふふ。

生まれた国も話す言葉も常識も違うあなたと私が出会う。そこに生まれる何か。
そこでたしかめる何か。たしかにある息づかい。実験と構築と崩壊を繰り返し
その先にあるものは、見えてくるものはいったいどんな色や匂いなんだろう。
できあがるカタチよりも、その感触を違和感を共感を共有できたら…そんな想いで今はいる。

去年は釜山の客席でみていたこの企画に今年は、自分が出演することになるなんて。
人生、何があるか分からない。

演出家コンペ的なこの公演企画。
【創作単幕劇~私が演出だ~】(←直訳です…)
今年は第4回目。6人の演出家による6作品上演。
その中のひとつに一人芝居で参加します。
観客投票もおこなわれるこの企画。
一作品ごとに三段階評価と各評価項目がある書き込み式のアンケート(去年体験)。
インターバルを挟みながら総上演時間150分予定。

2014/09/19(金) – 21(日)
チョンチュンナビ劇場にて

…一応、詳細情報載せとくと…
日時:19(金)19:30開演、 20(土) 21(日)16:00 開演
劇場:청춘나비(チョンチュンナビ/青春蝶) 
→住所:釜山広域市水営区広安洞1078-16(ビルの地下)
地下鉄水営駅(スヨン駅)12番出口すぐです。

facebookページ→ https://www.facebook.com/Ts.wings

ジウン氏とともに、しっかり闘ってきます!うひ

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ソネス落語 番外 怪談まつり

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ソネス落語 番外 怪談まつり 2014

今年もやってきました、この季節!

涼しすぎた夏を、豪快に笑い飛ばそう♪
落語ナイトは、愉快な怪談スペシャル
みなさまのご機嫌をおうかがいします。

9月1日(月)20時30分開演
一、「 三 年 目 」 曾根巣家 落花生  天 野  智 範
一、「 濡 衣 塚 」 椿亭 豆猫     酒瀬川 真世

9月2日(火)20時30分開演
一、「ろくろッ首」 曾根巣家 月曜  光 安  和 幸
一、「借 家 怪 談」  痛風亭 最弱   岡本 ヒロミツ

前売 1,200円(1ドリンク付)
当日 1,500円(1ドリンク付)
2日通し 2,000円(2ドリンク付)
イコネの晩酌三種盛セット付 1,600円

★ぱん工房黒猫堂の「おばけぱん」限定発売!
怨念たっぷりで、おいしいヨ!

会場・ご予約お問い合わせ : カフェソネス
092-741-8287 (福岡市中央区薬院1-16-18 ※凸版印刷さんの真裏)

2014年9月1日(月)  – 9月2日(火)   会場:CAFE SONES

わたくし椿亭豆猫は、今年も恒例の、クロキカオリ新作怪談をお披露目いたします。
「愉快な怪談」・・・月曜日火曜日、どちらが愉快なのか、どちらが怪談なのか
はたまた、どちらも愉快な怪談なの、その目で耳でお確かめください☆

【ソネス落語】
福岡市薬院にある CAFE SONES 。
カフェがOPENした年から定期的に上演してきたソネス芝居 THEATRE SONES 。
その第一回からコーディネーターをつとめてきたクロキカオリと
ソネスのオーナー木下雄貴が仕掛ける THEATRE SONES メンバーによる寄席。
カフェソネスという小さな空間で、お客様と一緒にパンパンの空気を感じながら
高座にあがるソネス寄席。古典落語、新作落語、創作落語、えほん落語。
お声かけいただければ出張もいたします。

岡本ヒロミツ/痛風亭最弱(つうふうてい さいじゃく)
山下 晶  /痛風亭本物(つうふうてい りある)
光安 和幸 /曽根巣家月曜(そねすや まんでい)
酒瀬川真世 /椿亭 豆猫(つばきてい まめねこ)
手島 曜  /流洒落家酔軒(ながされや すいけん)
中村 卓二 /中村 茶巾(なかむら ちゃきん)
天野 智範 /曽根巣家落花生(そねすや ぴーなっつ)

平岡陽介  /詩人。流洒落家酔軒への書き下ろし。
RYO-T   /音響オペ。機材提供。
ワタちゃん /記録撮影。相談役。
クロキカオリ /責任監修。コーディネーター。椿亭豆猫への書き下ろし。
木下雄貴 /ソネスオーナー。THEATRE SONES・ソネス寄席プロデューサー

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日記

パンチネロ~たいせつなきみ~終了。

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久しぶりのブログ更新となってしまいましたが…

今年の5月下旬から稽古入りした舞台
【こどもとおとな演劇のトビラ パンチネロ~たいせつなきみ~ 】
博多市民センター、さいとぴあ公演、すべての日程が終了しました。

今回は、こどもとおとな演劇のトビラ、という企画に参加できたことが
一番の喜びでした。
お見送りのとき、こどものキラキラ笑顔が見れて
嬉しそうに手を振ってくれたり、一緒に記念写真を撮ったり
そんなキラキラなこどもたちの笑顔を見て笑顔になる親御さんがたくさんいて
大人だけで観にきた人も、周りのこどもの笑顔につられて笑顔になってたり…
なんて幸せ連鎖。

ふだん地元の演劇とはあまり縁がない方々
演劇を観るのは初めてという方々
住んでる地域のホールでなにかイベントやってるから親子で来てみました、な方々
たくさんの出会いのトビラに関われて本当に幸せな機会でした。

まずもって会場に足を運んでくれた皆さん
たった2回きり、しかも1会場で1回きりの上演でしたが、
そこにスケジュールを合わせて観に来てくださって
本当にありがとうございました!!

演出の広瀬さん、財団の中原さん
ルシアに!このプロデュース企画に!と私に声をかけてくれて
本当にありがとうございました。

そして主催、キャスト、すべてのスタッフの皆さん
あらゆる面で強靭な人間力でもって私たちを舞台を支えてくださり
本当に本当にありがとうございました!!

ウイミック村の住人になれて嬉しかったです。
自分の心にまっすぐ、でも迷いながら、しっかりまた歩いていこうと思います。

ありがとうございました。

さて、次は9/1-9/2のソネス落語番外 怪談まつり。
私の出番は9/1月曜日。恒例のクロキカオリ書き下ろしの新作怪談。
そしてそのあとすぐに韓国釜山に単身渡って、あちらの演出家
ヤン・ジウン氏と一人芝居の滞在製作してきます!

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活動内容舞台

パンチネロ ~たいせつなきみ~

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こどもとおとな 演劇のトビラ  「パンチネロ ~たいせつなきみ~」

木彫りのこびと・ウイミックたちの暮らす世界を舞台に、
魅力的なキャラクターと寓話的な物語で日本でも大ヒットした
マックス・ルケードの絵本『たいせつなきみ』シリーズを原作に
日本で初めて本格舞台化!!

原作 : マックス・ルケード 『たいせつなきみ』シリーズ
(発行 いのちのことば社フォレストブックス)

脚本 : 島田佳代(演劇集団非常口)
演出 : 広瀬健太郎(劇団風三等星)

CAST
八尋桂子
酒瀬川真世(che carino!/che carina!)
迫 雅貴(WET BLANKET)
中村卓二(P.T.STAGE DOOR)
原岡梨絵子(劇団ショーマンシップ)
濱崎留衣(タイガージェットフィスト)
西田優史

野口正義(九州ビジュアルアーツ)
山下莉穂(九州ビジュアルアーツ)

2014年8月10日(日)14:00開演  会場:博多市民センター ホール
2014年8月23日(土)14:00開演  会場:さいとぴあ 多目的ホール

 

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8/23(土)、無事にすべての日程が終了しました。
ありがとうございました。公演の様子(写真など)は、
ブログ「パンチネロ~たいせつなきみ~終了」にて。

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声/ナレーション活動内容

NHK「そんじょそこら商店街 再生の物語」

「そんじょそこら商店街 再生の物語」 番組ナレーション
大分発地域ドラマ 「そんじょそこら商店街」(公式サイト)に出演し、さらに
ドラマ本編放送後の14分間のミニ特番のナレーションを担当。

「そんじょそこら商店街 再生の物語」
ドラマのロケ地、豊後高田市の「昭和の町」。実際にその立ち上げに関わった方々への
インタビューを中心につづられる物語。

2014年8月1日(金) NHK総合(地上波/大分県内のみ)
2014年10月24(金) NHK総合(地上波/九州・沖縄エリア)
【ドラマ本編「そんじょそこら商店街」】

CAST
山本 耕史、鈴木 杏、モロ師岡、近藤公園、古手川 祐子、奥田 瑛二、ほか
パブリックチャンネルから、山下 晶、鶴賀 皇史朗 、酒瀬川 真世 も出演

脚本 : 羽原大介
音楽 : 古森 信
演出 : 小谷高義

主人公:青山誠(山本耕史)の妹:明美役で出演。
兄:誠と父:耕造(奥田瑛二)と3人で青山家の小さな居間で。

2014年3月12日(水) 午後10:00 – 10:59  NHK BSプレミアム(全国放送)
2014年5月24日(土) 午後 1:30 – 2:29  NHK BSプレミアム(全国放送) 再放送
2014年8月1日(金) 午後7:30~ NHK総合(地上波/大分県内のみ)
2014年10月24(金) 午後7:30~ NHK総合(地上波/九州・沖縄エリア)

 

 

 

 

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「お知らせ」を更新しました。

一週間前という急なお知らせですみません。

8/4(月)19:00~ 冨士山アネット/Manos.の演出・振付の長谷川寧さんの
トーク&リーディングイベントに出演してきます。入場無料です。

2011年9月に北九州の枝光に5日ほど滞在してのクリエイション(WS&showing)
[◯◯ eight]ショーイング(構成・演出・振付/長谷川寧)に参加・出演し、
さらに2012年の冨士山アネット[八](エイト)JAPANTOUR2012 には声の出演で
参加させていただき、イムズでの[SWAN]上映会にもトークゲストで出演したり。
また、自分が出演していたRAWWORKS「prayer/s」東京公演(2012年)の際は
会場探しなど相談に乗っていただいたり、と、なにかとご縁のあるお方。

このたび、またまたお声かけいただき、ご一緒させていただきます。

8/2(土)には長谷川さんのワークショップも開催されます。
(14:00-17:00 ぽんプラザホールにて ※詳細はコチラを参照)
ご興味のある方、ぜひ。面白い体験ができると思いますよ♪

私が出演するのはトークイベント内でのリーディング。
9月に福岡でも上演される冨士山アネット/Manos.「醜い男」(演劇公演)の
本公演に先駆けて、こういう戯曲なんですよー、というのを抜粋してご紹介するような・・・。

この「醜い男」という戯曲。チラリ開いただけで、設定を見ただけで・・・手強い。
稽古は一日限りなので事前にいただいた戯曲をしっかり読み込んでのぞみます!
どれも難役のようですが、私の任された女性役も大変な・・・がんばります。
ぜひ、ご来場お待ちしております!無料ですよー!☆

8/4(月)19:00 ぽんプラザホールにて
詳細は「お知らせ」>「「醜い男」リーディング」にて

 

 

 

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長谷川寧トーク&リーディング「醜い男」

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長谷川寧トーク&リーディング[演劇空間に於ける身体の使い方]      「醜い男」特設サイト

テアタータンツ(ダンス的演劇)という独自の表現を展開し、国内のみならず
海外でも高い評価をうける冨士山アネット。その演出家・振付家、長谷川寧。
身体性を強く意識したパフォーマンスを行い、高い評価を得てきた彼ならではの持論で
<演劇に於ける身体とは>をテーマに、トークイベントを行います。
9月に福岡公演が行われる冨士山アネット/Manos.「醜い男」(FFAC PLUS+公演)を
抜粋して紹介するリーディングも。

ドイツ新進気鋭の劇作家マリウス・フォン・マイエンブルクの傑作戯曲「醜い男」
の世界を通して、現代演劇における身体の可能性を探るひととき。

<出演>
長谷川寧(冨士山アネット)
酒瀬川真世(che carino!/che carina!)
古野裕基(演劇ユニットそめごころ)
江崎幸男

2014年8月4日(月)19:00   会場 : ぽんプラザホール

入場無料 (事前予約制、先着順) ※未就学児入場不可

 

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パンチネロまで二週間。

20140725

舞台公演「パンチネロ ~たいせつなきみ~」の初日まで、あと2週間ほど。

今日は会場下見も兼ねて、公演会場のひとつ、博多市民センターに集合。
そして本番が近づいたことを感じる、当日パンフレット用の写真撮影。
衣装とヘアメイクも本番さながらの撮影会。ヘアメイクプランも確認しながら手直し数回。

衣装さんヘアメイクさんカメラマンさん舞台さん音響さん・・・スタッフの皆さま大集合。
本当にぜいたくな現場でございます。メイクチェンジ、ヘアチェンジを繰り返したので
ちょっと疲れ気味だったけど、メイクにはしゃいで記念にパシャリ。(記事トップの写真)
私とリコさん(原岡梨絵子さん)で演出の広瀬さんを挟んでウキャキャキャと。

パンチネロの座組は現役専門学生から40オーバーまで、演出の広瀬氏の下
容赦なくテンションMAXで走り回っております。なかなかにハードでございます。
年齢的には完全に年上組の私でございますが、先輩出演者が多いおかげで
年齢順に並びますと私がちょうど真ん中になります。後輩と先輩に挟まれて…
デカイ態度で暴れております。ふふふ。

プロデュース公演。
今までのそれぞれのフィールドでのそれぞれのやり方があり
常識だと思ってたことがそうじゃなかったり、立ち上げていく順番がぜんぜん違ったり
優先順位がちがったり、単純にキャリアも年齢もぜんぜん違ったり。

言葉そのものの意味での共通言語も、身体表現における共通言語も探り合い。
役者どうしも、きっと、演出も。そんな現場で少しずつ少しずつ遠慮がとけて
距離が縮まって、共通言語ができてきて・・・そんな今日この頃。

ここから本番までテンションは高いところでキープしつつ丁寧に積み上げたい。

このメンバーでつくる最大値を越える!
舞台に立つときは、いつもこう思う。

自分で自分に驚きたい。
そのためには、足し算じゃなく、掛け算。どんどんいこー!!!

 

8/10(日)14:00 博多市民センター
8/23(土)14:00 さいとぴあ
詳細は「お知らせ」>「パンチネロ~たいせつなきみ~」にて

 

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9月にプサンの舞台に。

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プサン日記が初日で止まったまま…いけませんねー。
二日目のHANARO projectのリポートをあげる前に
HANARO project が終わってしまいました。

韓国プサン × 福岡 の作品交流企画
HANARO project の記念すべき第一回目が
無事に終了いたしました。

参加メンバーではありませんでしたが
つかず離れず応援していたこの企画
釜山公演と福岡公演の両方を
無事に見届けることができました。

つぎは、私自身の単身乗り込みproject。
プサン初日の日記でも書いていたヤン・ジウン氏との企画。
いよいよ、9月に、釜山の舞台に立ちます。

福岡側での何かしら支援団体みたいな所は
なんにも通したりしてないので、ほぼ個人間の
やりとりになりますが、ありがたいことに
サポートしてくれる「個人」がたくさん。

なるべく私に負担がかからないように、と
あちら側があれやこれや策を練ってくれてます。
本当に感謝です。
今は日々、お互いのいろんな感覚についての話を
身近なことから国と国との問題までいろんな事を
そして、もちろん、共同製作する作品についても
少しずつ意見交換をしています。

ほんの少しは韓国語の単語も覚えてきましたが
まだまだ会話できるレベルには至ってませんので
会って話したり電話のときは9割英語で、
文字での会話のときは自動翻訳アプリの力を借り、
翻訳の意味が本来伝えたいこととは微妙に
ズレてしまう可能性もお互いに加味しながら
丁寧にやりとりしています。

金世一(キムセイル)氏とのワークショップでの
出会いから始まり、この一年で人から人へ
どんどんと出会いが繋がり、あっという間に
友だちがわんさかできました。
SNS上の、とかじゃなく(笑) 実際に釜山で福岡で
3回4回と会って話して一緒にご飯食べたりする、
した、人たちがいっぱいです。ありがたや。

ほんとに、ありがたや、です。
悪くなる一方に思える国と国との問題。
それと切り離して考えることなどできませんが
それでもやはり、人の繋がりは別の次元にある
のではないかな、と、会うたびに話すたびに思う
この一年でございます。

まずは、9月の第一歩。
臆病さをきちんと抱えたまま、飛び込んできます。

※写真は、昨年の9月に単身
    チョンチュンナビ小劇場を訪れた際
    来場記念にと作らせてもらったぶどう酒
    今年の7月(今月)に再訪した際にパシャリ

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釜山(プサン)初日。

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弾丸スケジュールながら、韓国の釜山(プサン)へ。
今回の旅の目的は2つ。

1つ目は、去年の夏に釜山で出会った俳優・演出家の
ヤン・ジウン氏(写真手前右側のハンチングの方)と
今後の共同制作について詳しく打ち合わせ。
文字でのやりとりも可能だが、顔を見て、直接言葉を交わして
同じ空気を感じて、伝わるものがある。
そうじゃなきゃ伝わらないことがある。

2つ目は、来週末の福岡公演も控えている HANARO project の公演。
釜山と福岡の劇団の戯曲交換公演、の、観劇。そして釜山の皆さんとの再会。

まず、初日の今日は1つ目の目的、ヤン・ジウン氏との打ち合わせ。

福岡から釜山まで高速船ビートル(渡航時間およそ3時間)に乗船。
そして釜山港から釜山駅に移動して、韓国高速鉄道KTXに乗りテグ市へ。
(港から駅まで&チケット購入&席まで案内してくれたソンくんに感謝!!)
およそ1時間ほどで到着したのがドンテグ(東テグ)駅。

明日から公演で、今日はリハーサル日なのに、昼休憩をつかって
駅まで向かえに来てくれた my director ヤン・ジウン氏に感謝!!

ジウン氏が演出を手がけている公演のリハーサルに潜入。
演出席の隣に座らせていただき、テクニカルのリハーサルなどを見学。
見知らぬ土地の見知らぬ演劇人の公演のリハーサル。
飛び交う言葉は韓国語。でも舞台に関する指示だからなんとなく分かる。
ものすごく面白い感覚。途中ちょこちょこ休憩やなんかで
いろんな話をしながら、トータル5時間くらい劇場にいたのかしら。

この劇場はテグ市の市立劇場で
テグ文化芸術会館、という大規模な施設のひとつである。
公演劇場、展示館、野外劇場、リハーサル棟、食堂などなどなど
敷地内に芸術関連の施設がたくさん。
ここを見学できたのも大収穫。

普段は釜山で活動しているジウン氏だけど、ものすごく忙しい人で
いろんな土地にひっぱりだこ。今回もこの公演のために、釜山から演出しに来て!
と依頼がきたのだと。そんな方とご一緒できる幸せ。出会いに感謝。

年内には一緒にできるかな?冬頃からな・・・?ということだったんだけど
会った途端に、Mayo、9月は?と。 ・・・え・・・?!
さすがです。さすが韓国です。「思い立ったが吉日」感が半端ないです。ふふ。
私自身、思い立ったが吉日人間なので、こういうとこ、韓国で何かやるのも
ちょっと楽かもしれない、と思ってはいたけど・・・さすがに、え?再来月?!
いやー、びっくりびっくり。

また正式にいろいろ決まったらお知らせしますがね。
とにかくどういうカタチにせよ、今年中に釜山の舞台に立つことになりそうです。

この記事のトップの写真は、去年の9月に釜山で撮ったもの。
6月にキムセイル氏に出会い、8月にセイル氏の演出した公演を釜山に見に行き
そこで意気投合したヤン・ジウン氏とオ・チウン氏に出会い、一緒にやりませんか?
と言われるも、生意気ながら「まず、見てみたいし、私の出演作も見てほしい」
なんて言うと、「じゃ、見に来てください」「いつですか?」「来月です」「・・・?」

来月です、と言われ、すぐすぎる~!とその時は笑って話は終わってたんだけど
福岡に帰ってからムクムクと、ここは見に行くべきじゃないか?何か感じるんだ・・・
とソワソワしてたら、絵美子や三坂から背中を押され、よし!行く!!と
通訳もナシに、なんとかなるだろう!とひとり釜山に乗り込んだ。

何の公演かも知らず、とにかく劇場に行くと、演出家コンペ的公演。
日本語できますという若者に観客投票のシステムを説明してもらい
言葉もわからないまま、6本の短編をぜーんぶ見た。
ダンス作品と、ほぼアリランを歌うのみ、の2作品は存分に楽しめた。
この2作品は、言語理解の問題を別にしても、レベルが高かった。
そして、トリで登場したのがオ・チウン氏が演出でヤン・ジウン氏の一人芝居。
・・・圧巻。もう、これ、圧巻。当然のごとく一等賞。

こんな人に誘ってもらってたのか。
そして、あちらも、私が本当に釜山まで見に行ったことに
ものすごく感動してくれて、もう、これは、本当にやりましょう!!!

と、なった、そんな去年の9月の写真。
ジウン氏、チウン氏、劇場のウォンジェ氏以外は初対面なのに
その公演に参加していた劇団キリプロジェクトの赤くて可愛い稽古場に
打ち上げ二次会でおじゃまして、そのまま朝までトークトーク。
実際は、今よりももっと、ほんとに、アニョハセヨしか言えないくらい
まったく韓国語がわからなかったので、英語とジェスチャーと心意気で
その輪の中に入れてもらってたのだ。みなさん、本当に、ありがとう。

そんな夜をスタートにした、今回のこの渡航。
短い滞在だけど、すごく大きいのだ。

・・・長いなー、この記事。
追いかけてくれた方、ありがとうございます。

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パンチネロ稽古中。

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(写真はカフェソネスのカウンターに設置してもらった公演フライヤー)

 

今年の夏は、福岡市文化芸術振興財団 FFACプロデュース公演
こどもとおとな 演劇のトビラ  「パンチネロ ~たいせつなきみ~」 (演劇) に出演します

詳しい公演情報は>お知らせページ>「パンチネロ ~たいせつなきみ~」 をご覧ください

5月末から稽古に入り、1ヶ月が過ぎました。
毎回のごとく、通し稽古(シーンごとに止めずに最初から最後まで)な日々です。

原作の絵本シリーズ6巻から、脚本担当の島田佳代さん(演劇集団非常口/鹿児島)が
核となるエピソードをチョイスして主人公のパンチネロを軸に一冊の脚本にまとめあげ
それを演出の広瀬健太郎さん(劇団風三等星/福岡)と、福岡の俳優陣が舞台の上に
ダイナミックに、よりエネルギッシュに立体化するために、日々、奮闘中でございます。

「こどもとおとな 演劇のトビラ」と冠がついているように、親子で楽しんでもらえるよう
お得な親子チケットも用意されています。もともと大人一般でも1枚1500円と
とってもリーズナブル。お気軽にお越しくださいませ☆

未就学児のお子さまは残念ながら入場不可となっておりますが、
お父さんお母さんお兄ちゃんお姉ちゃんが観劇している間
未就学児のお子さまをお預かりする託児サービス(有料)もあります。

詳しくは先にも書いた公演情報のページをご覧くださいませ。

お気軽に・・・とは言え、公演は2回限り(2ヶ所、1公演ずつ)で、お昼のみ。
・8/10(日) 14:00 @博多市民センター(山王公園のところ)
・8/23(土) 14:00 @さいとぴあ(九大学研都市駅すぐ)

ぜひぜひお早目のスケジューリングよろしくお願いいたします!

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グレコ公演。カン・ミンジさんと。

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先日の日記でご紹介した グレコローマンスタイルの公演
「晴レタラ、見エル。 ~僕がBUSANであれでして~」
福岡公演が終わりまして、 今週末の釜山(プサン)公演のため
メンバーのみなさんは釜山入り。

私は…もちろん… メンバーではないので日本にいます(笑)

メンバーではないのですが
打ち上げの席や翌日のミンジさん会などなど皆さんの仲間に入れていただき
いっしょに過ごした数日間でした。

公演の前には稽古場に見学におじゃましレポートしたり
小屋入り前日にはキムセイル氏や三坂嬢や交流ひろばメンバーや
カン・ミンジさんと晩ごはんをご一緒し、千穐楽の日曜日には
まずシンポジウムを聴き、それから 「晴レタラ、見エル」を観劇し
終演後の楽屋では関連企画のワークショップで講師をされた演出家の
ジュ・ヘジャさんと初めましてなのに日本語×韓国語でひたすらトークし
打ち上げでも再び皆さんとミンジさんと遅くまで喋り倒し、さらに翌日
ミンジさんショッピング&お食事まで すっかり仲良く過ごさせてもらいました。

カン・ミンジさん。
愛らしくエネルギッシュで健やかで、 もちろん女優としての実力も兼ね備え
素晴らしい人と出会えて短期間ですっかり友だちになれた喜び。

釜山公演を目撃できずとっても残念・・・。
釜山ではどんな風に受け止められるのかしら。
やはりどうしても単純に、日本語のほうが ウエイトがあったように見えたので
そのあたり どんな反応になるのかしら、と、それを現地で見たかった。

よくある字幕翻訳の舞台ではなく、 日本語と韓国語が飛び交う世界。
通訳の役の人物が登場しないところは、放置のまま進む。
その何言ってるか分からない、分かりたい、けど分からない
けどなんか分かった気がする…けどぜんぜん違うかも…
この通訳さんも本当にちゃんと訳してくれてるの?!みたいな
コミュニケーションの難しさと、でも 心意気で通じることもあるかも
みたいな不思議な感覚が 釜山でも伝わるといいなー。

グレコ公演出演のみなさま!
釜山公演、ふぁいてぃん!!

 

 

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釜山-福岡グレコ公演、稽古場訪問。

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今週末、福岡市天神のソラリアステージ6Fにある、西鉄ホールにて
グレコローマンスタイルの「晴レタラ、見エル」という演劇公演が上演されます。
先日、自分の稽古休みの日があったので、このタイミングしかない!と
稽古場におじゃましてきました。

公演情報が公開される頃から、福岡-釜山の交流企画に自分も少しずつ関わってきていることもあり
このブログやfacebook、twitterなどで、公演情報をシェアしたり新聞記事を紹介したりしてるのに
肝心の、どんな作品かは、あんまり知りません…では無責任。

ということで。
応援しとります!よかったら是非~☆と言うからには自分の目で確かめなきゃ!
てなわけで、おじゃましてきましたのです。

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こちらは今回の公演に出演するため釜山から単身福岡にやってきた女優の
カン・ミンジさん。国レベルでは日韓問題で揺れる中、ひとりで滞在して共同制作。
その心意気にまず拍手。そして近い将来自分もその予定があるから、親近感。

そう。国レベルでは・・・てのと、個人間は、また別問題。
別問題なんだけど、国民のひとりであるわけだから無視はできない。
そんなことも、まずは、直接会って顔を合わせてみないと。
「分かること」も「分かり合えない」ことも「ある」ってこと「きちんと」感じないと。
これは福岡-釜山の交流企画に携わっていて、自分でも感じるし
他者からのいろんな「ご意見」を耳にして、ますます感じること。

日韓、ではなく、福岡の私と釜山のあなたがつながった・・・そんなところから始まった
私の釜山-福岡交流については、このブログでも以前に2回ほど書いてますので
記事をさかのぼって読んでもらえたら嬉しいです。

さて、話はもどって、稽古場。
DSC_6350.jpg
今回出演される福岡の俳優さんの中で、いけださんと二橋さんとは韓国語と日本語
どちらも話す役どころ。実際、おふたりは韓国語がペラペラでありまして、稽古場でも
通訳として大活躍。自分の役と、通訳しながらと、日本語と韓国語と・・・すごい。

今回、とにかくこの稽古場がすごくおもしろかった。
この共同制作の場を公開したらイイんじゃないかしら?と思うほど興味深いやりとりが続き
コトバでは説明できない、その混沌としているようで、通じ合っちゃってる、でも通じてるの?
な不思議な世界が稽古中も休憩中も繰り広げられていて、もうこの稽古場まるごと作品やん!
って思いましたとさ。作品、とは、そんな単純なものでないことは、もちろん承知のすけ。

わたしが稽古を見せていただいたので、第2場というところ。
オープニングでもなくクライマックスでもなく、物語が進みだしてちょっとしたとこ。
福岡メンバーずらりの中に、カン・ミンジさんも登場して、てんやわんや。

この芝居、「通訳芝居」と呼んでいるようで、外国語での上演の場合、多くは舞台のどこかに
設置されたスクリーンにプロジェクターで字幕が入ります。もしくは、ナレーションのように
大まかなシーンとシーンの間に状況説明が入ったりすることもあります。

今回のグレコの作品は、先ほども書いたように、劇中で通訳が入ります。
それは、作品に関係ない人が上演の台詞をいちいちお客さんに通訳する
ということではなく、作品の中の日本人と韓国人の関係の中で通訳に入ります。
ん。説明、下手。要するに、通訳をする役割を担った人が登場するのです。
そしてその人が登場しないシーンもあるわけで。登場しても韓国語同士だったりするわけで・・・。

あんまり書くと、アレでしょうが、客席に座っていて、リアルタイムで
「この人、今なにを喋ってるんだろう…?」ていう言葉が通じない人どうしの
ディスコミュニケーションを自分も体感しながら見ていく感じ。

全編見られてないので、公演ではどんなことになっているのか非常に楽しみです。
大好きな俳優さんもたくさん出演されてます。公演は今週末。詳細は下記の通り。

あ、その前に、おまけ。
わたしの大好きな女優さん、坪内陽子さん。
今回もバシーン!と強烈な存在感で舞台に立ってます。
そんな陽子さんがブログジャンケンで負けた瞬間をパシャリ。・・・ねえさん、可愛いです。
DSC_6348.jpg

さて、公演情報。
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2年の沈黙を破り、あの男たちが西鉄ホールに帰ってくる!
グレコローマンスタイル第15回充電期間明け大復活祭

『晴レタラ、見エル。~ぼくがBUSANであれでして~』

■出演
カン・ミンジ【韓国・釜山】
山下 晶/中山 大介
二橋 康浩/いけだ世佳/坪内 陽子/福澤 究
松岡 伸哉(アクティブ・ハカタ)/江崎 幸男

■公演内容
〈福岡公演〉
2014年6月20日(金)~22日(日) at 西鉄ホール
20日 19:30~
21日 15:00~★終演後、ワークショップ開催(参加者以外も見学可能!)
22日 11:00~(日韓シンポジウム開催!)
22日 14:00~
前売 2,500円 /当日 3,000円

〈釜山公演〉
2014年6月27日(金)~29日(日) at ジャユパダ小劇場
27日 20:00~ 28日 13:00~/19:00~ 29日 13:00~
一般 20,000ウォン /学生 15,000ウォン

お問い合わせ:グレコローマンスタイル
TEL:092-283-6155
FAX:092-283-6156
E-mail:greco_seisaku@yahoo.co.jp
Web: http://www.grecoromanstyle.com/

facebook イベントページ:「晴レタラ、見エル。~僕がBUSANであれでして~」福岡公演

 

 

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その他活動内容

オカリナ・馬頭琴コンサート

hotarunokai2013

妙法寺 ホタルの会 「オカリナ・馬頭琴コンサート」    (写真は2013年のホタルコンサート)

昨年に引き続きコンサートの進行役と
今年は馬頭琴楽団のみなさんの演奏と一緒に朗読もします。

バラエティーに富んだ楽器が続々と登場する贅沢な演奏会。
演奏会後、お寺の庭に自生するホタルを見ることができます。

出演
<ゲスト>
オカリナ・ケーナ : 和田名保子

<ドラン馬頭琴楽団>
馬頭琴    : ドラン
低音馬頭琴  : 中村通
ヴァイオリン : 藤松純子
チェロ    : 岸本義輝
ピアノ    : 夏川由紀乃

ドラム    : 榊孝仁

進行・朗読  : 酒瀬川真世

 

2014年6月7日(土) 18:30開場/19:00開演  入場無料

会場 : 妙法寺(福岡市中央区唐人町3-10-41) 本堂にて

※15:00~18:00 ホタル茶会 白書院、黒書院にて

 

||||||||||| あ ・ と ・ が ・ き ||||||||||

今年も、妙法寺 ホタルのコンサートが 無事に終了しました。

昨年に続き素晴らしい演奏会の進行役をつとめさせていただき
ご来場の方々と一緒に演奏を楽しませていただきました。

「スーホの白い馬」の朗読も、楽団の皆さんが心震える演奏でしっかり寄り添ってくださり
背中を押してもらい豊かな空気に包まれながら大切に届けることができました。

会場に入りきれないほどのたくさんのご来場本当にありがとうございました。

進行役をつとめさせていただきながら今年もやはり、みなさんの演奏に心底感動してしまい
きっと誰より私がいちばん堪能してましたというくらい充実の時間を過ごさせていただきました。

演奏が素晴らしいのは当然の事ながら、この座組のみなさんの人柄にすっかり惚れ込み
大ファンになっている酒瀬川です。もう、本当にこのメンバーに出会えて幸せです。

荘厳なお寺の本堂で、小さな子どもからお年寄りまでぎゅうぎゅうに集まって
パンパンの空気の中、一流の演奏者の方々の演奏会なのに笑顔が絶えない会場。

馬頭琴ドランちゃん、低音馬頭琴の中村通さん、ヴァイオリン藤松純子さん
チェロ岸本義輝さん、ピアノ夏川由紀乃さん、のドラン馬頭琴楽団の皆さん。
ゲストのオカリナ・ケーナ和田名保子さん、今回はじめましてのドラム榊孝仁さん

こんな盛りだくさんの、しかもジャンルの違うさまざまな楽器の編成で
オリジナル楽曲や古くから親しまれているおなじみの楽曲の演奏・・・
他ではなかなか体験できない演奏会だったんではないでしょうか。

PA・サポートの吉田真介さん、細かくご配慮くださりありがとうございました。

そして、妙法寺 御厨さん
今年もお招きいただき本当に本当にありがとうございました。
演奏会にご来場いただいた皆さま、関係者の皆さまありがとうございました。
私もご一緒させていただいて、本当に幸せでした。

ありがとうございました、だらけです。

 

またこのような幸せな機会に恵まれますように…

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馬頭琴楽団とスーホ。

20140602

先日、朝から打ち合わせ&リハーサルにいってきました。
お芝居や撮影ではありません。演奏会です。

昨年も進行役で呼んでいただいた
「妙法寺 ホタルの会 オカリナ・馬頭琴コンサート」に今年も呼んでいただきました。
また今度も、と、続けて呼んでいただけることは本当に嬉しいことですね。

もともとラジオ番組「匠の蔵」で、ずーっと前に花村勇作(山下晶)が
ギター製作の匠として取材に伺った、中村通さん。
匠のつどいで私もお近づきになったのですが、中村さんはギター製作だけでなく
他の楽器の装飾を手がけたり、馬頭琴や二胡などいろんな楽器の演奏も。
また、さまざまな楽器にあてて楽譜をおこしたり。ほんとうに多才な中村さん。
そんな中村さんから昨年、この進行のお話をいただきました。

わたしは普段、司会・MCのお仕事はあまりしておりません。
ナレーターも、細かく言えば「ナレーター俳優部」みたいな感じで
基本的にはどのお仕事も俳優としてお受けしております。そのつもりです。

そのことも、司会などは経験が少ないことも事前にお話したうえで
「でも、むしろそれがいいんです」というようなことをおっしゃっていただいたので
それならこちらこそお願いします、とお受けした進行役。

今年もお声かけいただき、ありがとうございます!

そして今回は進行役だけでなく、俳優として、馬頭琴楽団の演奏に合わせて
「スーホの白い馬」を朗読します。なんて贅沢な!

コンサートは、6/7(土) 19:00~ 妙法寺にて(唐人町)  入場無料
15:00~18:00はお茶会があったり(500円)
暗くなってからはお寺の庭に自生しているホタルを見られたり(無料)。

素敵なお寺の本堂でいろんな楽器の演奏が聴けますよ。
無料でこんな贅沢な演奏が聴けるなんて!と参加している私が一番楽しんでいます。

馬頭琴、オカリナ・ケーナ、ピアノ、バイオリン、チェロ、ドラム…
こんなにバラエティーに富んだ楽器の演奏を聴けるとっても贅沢な時間です。

詳細は>お知らせ>「オカリナ・馬頭琴コンサート」ページにて

 

≪写真≫
リハーサル風景。
お昼のはドランちゃんお手製の子羊のカレー!

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活動内容舞台

落語茶屋、はじめました

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ソネス落語は毎月上演!
「落語茶屋、はじめました 〜毎月第一火曜は、落語の日〜」

カフェソネスでは、毎月第一火曜、落語やります。おいしい茶屋的ななにかとかつまみながら、
またはお隣イコネの晩酌セットで出来上がってから、お気軽にひらりとご覧くださいまし。

第一回 6月3日(火) 午後8時開場 8時30分開演
酒瀬川 真世 /椿亭 豆猫  「金魚の芸者」
岡本 ヒロミツ /痛風亭 最弱 「バールのようなもの」

料金(1ドリンク付) :  前売1,200円 当日1,500円

会場・ご予約お問い合わせ : カフェソネス
092-741-8287 (福岡市中央区薬院1-16-18 ※凸版印刷さんの真裏)

 

【ソネス寄席】
福岡市薬院にある CAFE SONES 。
カフェがOPENした年から定期的に上演してきたソネス芝居 THEATRE SONES 。
その第一回からコーディネーターをつとめてきたクロキカオリと
ソネスのオーナー木下雄貴が仕掛ける、福岡で活躍する俳優陣による寄席。
カフェソネスという小さな空間で、お客様と一緒にパンパンの空気を感じながら
高座にあがるソネス寄席。古典落語、新作落語、創作落語、えほん落語。
お声かけいただければ出張もいたします。

岡本ヒロミツ/痛風亭最弱(つうふうてい さいじゃく)
山下 晶  /痛風亭本物(つうふうてい りある)
光安 和幸 /曽根巣家月曜(そねすや まんでい)
酒瀬川真世 /椿亭 豆猫(つばきてい まめねこ)
手島 曜  /流洒落家酔軒(ながされや すいけん)
中村 卓二 /中村 茶巾(なかむら ちゃきん)
天野 智範 /曽根巣家落花生(そねすや ぴーなっつ)

平岡陽介  /詩人。流洒落家酔軒への書き下ろし。
RYO-T   /音響オペ。機材提供。
ワタちゃん /記録撮影。相談役。
クロキカオリ /責任監修。コーディネーター。椿亭豆猫への書き下ろし。
木下雄貴 /ソネスオーナー。THEATRE SONES・ソネス寄席プロデューサー

 

 

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毎月第一火曜日は、ソネス落語。

20140524

これまで番外も含めて年に2~3回ほど開催してきたソネス落語。
来月から、毎月上演!となりました。

毎月第一火曜、午後8時開場、8時半開演です。

これまで出演していたソネス寄席メンバーが月替わりでつとめさせていただきます。
その月1落語の第一回目を、わたくし椿亭豆猫がつとめさせていただくことになりました。

第一回 6月3日(火) 午後8時開場 8時30分開演
「落語茶屋、はじめました 〜毎月第一火曜は、落語の日〜」
酒瀬川 真世 (椿亭豆猫) / 岡本 ヒロミツ (痛風亭最弱)

わたくし椿亭豆猫、これまでは…
第一回ソネス寄席では、小林民治氏の書き下ろし落語「それはそれは」を
それ以降はずっと、クロキカオリ嬢の書き下ろし落語&怪談をつづけて参りましたが
今回は定期寄席の始まるせっかく節目の機会ですので、かねてより挑戦してみようかな?
そうだそうだ挑戦してみたら?と浮かんでいた、古典を…あ、いや新作か、えと…
ソネス落語オリジナルではない、本家の落語の世界での新作(要するに既存の?)
江戸落語に挑戦いたします!江戸落語!!江戸弁!!!

てやんでぃ ! するってぃと・・・ おめぇさん

みたいなことをペラペラっと言いたいのだー!ってのを全開!てな具合の仕上がりに
なるやもしれません。うほほ。椿亭豆猫の新たなる挑戦。

豆猫らしい作品になるよう、構成を練り練りしている今日この頃。

アルコールでもちょいと一杯ひっかけながら見物しちゃろうかね・・・
というような心持ちで気軽にお立ち寄りくださいな☆

※詳細は・・・「お知らせ」ページ>「落語茶屋、はじめました」ご参照くださいませ

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独学では、やはり限界が。

20140513

4月25日のブログ「釜山演劇祭大賞受賞おめでとう!」の中でも触れているように
昨年から韓国、とくに釜山の演劇人との交流をつづけています。
演劇人との交流、と書きましたが、演劇人に限らず、ダンスの分野、映画の分野の
アーティストさん、芸術支援団体の方々にもつながって広がっています。

私は、韓国が好き、な、わけではありません。

と書くといろいろ誤解されるかもしれませんが、「韓国が好きじゃない」ということでは
ありません。「韓国好き(ずき)」なわけではありません、ということです。
私がなにかを始めるとき、なにかに興味をもつとき、そこにあるのは「人」なんです。

私が韓国・釜山の人たちとの交流をはじめたきっかけは、キムセイル(金世一)氏でした。
4/25の記事でも少し触れていますが、出会ったのは去年2013年6月。
日下部信さんの紹介で、セイルさんの俳優ワークショップに参加したのが始まりでした。
その二日間のワークショップがとても興味深かったことと、セイル氏のパワフルさにも惹かれ
釜山という土地に、釜山の演劇に、興味を持ちはじめました。

そうなるともうじっとしてはいられません。実際に釜山に行き、人に会い、現地の演劇を観て
日本語×会話程度ならできる英語×ほんの少しの韓国語のミックス言語+ジェスチャーで
明け方まで語り明かし、ますます「知りたい」「会いたい」「話したい」「一緒に作品をつくりたい」
と思うようになりました。

幸い自宅で加入しているケーブルTVで、たくさんの韓国ドラマを見ることができるので
それまで以上に韓国のドラマを見るようになりました。他の作業をしていても耳になじむよう
TVをつけて声を聴くようになりました。
それだけで、ドラマで頻繁につかわれる様々な単語、フレーズを覚えるようになりました。

ハングルの読み方は、釜山滞在の二日間でイレギュラーなもの以外は基本的には覚え
時間はものすごくかかりますが、どうにか読めるようになりました。
が、読めても、日本語で言うひらがなカタカナのように音がわかるだけで、漢字のように
その言葉の意味がわかるわけではないので、やはり単語・フレーズを増やさねば。

というようなことを思いながら、結局いろいろな言い訳を自分にし、本格的な勉強は置いといて
ほとんど韓国ドラマ・映画・KBSニュースの流し聴きなどだけの独学でやってきました。
が、やはり、当然のことながら、もう限界。ここから先は、言語学なら当然の「文法」の問題。

観念して、文法のテキストを買いました。
んー・・・まだ手をつけ始めたばかりですが、もうつまずいています・・・。

ここで挫折してしまっては意味がないので、もう少し入りやすい「入門編」みたいなのは
ないものか・・・と様々なテキストを読み漁っていましたら、結果たどりついたのが写真の
NHKラジオテキスト「まいにちハングル講座」でありました。結局、文法の解説本では
ありませんが、私にはコレがとてもわかりやすく読みやすいです。

というわけで、しばらくはこのシリーズの過去テキストを少しずつ進めようと思います。

夏にまた釜山に行くので、そのときには、英語をミックスする割合がぐぐぐん!と減って
去年よりも少し喋れるようになって、喜んでもらいたいなと思います。
あ、そうなったら、わたし自身も、もちろん喜びます。

ふぁいてぃん!

 

 

 

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麻里さん、おめでとう会。

2014-05-01marisan

先日の夜、おなじみのカフェソネスにて、東京で大活躍中の林田麻里姉さんの
「紀伊國屋演劇賞個人賞受賞おめでとう会」がゆるりと開催され、当時の仲間が
こぞって駆けつけ、麻里さんに、おめでとう、を言いました。

麻里さんが福岡に帰ってくるタイミングと時間が合うなら、せっかくだから
直接おめでとう、を言いたいじゃないですか!という、つどい。

麻里さんの福岡時代のチラシや写真などなど、壁に飾ってお迎えしちゃおう!
なんてワルダクミのせいでか、おかげでか、実家の押し入れにしまってあった
写真や資料を引っぱり出してみると、昔のいろんな思い出がぶわわわわと襲ってきて
ひぃー!ひぃー!と何度も手が止まりながら様々を発掘。

その時代のイロイロが出てくるものの、麻里さんとの写真が極端に少ない。
あれれれ?と実家から自分のアパートに戻り棚を探してみると…ありましたよ。
これまでの演劇関連ハイライトみたいなアルバムを数年前に作成して忘れてましたの。
その「ハイライト」アルバムに数々の麻里さん。どんだけ好きなの、麻里さんのこと。

2000年、東京に旅立ってからも福岡に帰ってきたタイミングでたびたびお茶したり
こちらが東京に行ったときにお茶したりご飯したり、もちろん出演の芝居を見に行ったり
麻里さんの出演してる映画をひとり観に行ったり…そう。2000年以降も私は麻里さんと
お会いしていたのです。

が、あの頃のいろいろ一緒にやらかした仲間がこんなに集まって麻里さんを囲んで…
集まったみんなが口にしてた。

こんなに嬉しいことで集まれるなんて。
こんなに嬉しいことで再会できるなんて。

14年たっても、経ったから?、こうしてまた道が別れた人たちとも相変わらず近くにいる人も
みーんなごちゃ混ぜで、とにかく目的はひとつ。

麻里さんに、直接、おめでとう、を言いたい。
受賞を知って、どんだけ嬉しかったか伝えたい。

そう。
伝えたい。
と、思ってたんだけど
昔の写真を集めたりしながら言葉を考えてたけど
いざ、麻里さんが登場してみんなで囲んだら、もう、それだけでよかった。

きっと福岡で麻里さんと共演したりして過ごしたのは2~3年。
麻里さんが福岡で活動してたのも5年ほど。
東京に行ってから14年。福岡のほぼ3倍。

そんな話をしてたとき麻里さんが言った。
どの時期にどこにいたか、ってことは大きいね、と。

福岡の我々に麻里さんからラブレターもらった気分。
おかえりなさい、と、いってらっしゃいを繰り返して、おめでとう、なのだ。
また、いってらっしゃい。

そして、きっと、東京の仲間の方たちが今度はおかえりなさい、と言うだろう。

いつでも、おかえりなさい、と待ってます。
これからもますます輝いてください。

そしてまた、誰かのおめでとうで集まれたらいいな

 

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法律ハテナ撮影の風景

20140426hatena

FBS めんたいワイド 火曜日のコーナー「法律ハテナ」のロケでした。
※詳細>profile>レギュラー出演(TV)

朝からイチゴ農園のハウスをお借りして、恒例メンバー山下晶氏とわたくし酒瀬川の撮影。
昨日、早速放送されたようで、数名の方から「イチゴ泥棒しちゃダメよ」と言われました。
あははー。見てくださってありがとうございます。イチゴすごく甘かったです!!

そして今回は、いつものダブル中村(卓二さん&公美ちゃん)はちょっとお休みで
午後からパブリックチャンネル中山大介と上野亜由美ちゃんが合流。
中山君はお仕事ご一緒するのははじめてだったかな。めずらしく同じ年。
亜由美ちゃんは10年ほど前から数回共演あり、先日も別の撮影でご一緒したばかり。
少しメンバーが変わるだけで、すごく新鮮な気持ちで撮影に臨めました。
さて次回はどんなメンバーでお届けすることになるかしら。お楽しみに!

上の写真は、撮影の待ち時間でのヒトコマ。左はカメラのSさん。右は音声のMさん。
3人並んで公園の遊具ではしゃいでおります。大人コドモ万歳。
両脇はバイク(乗り物)なのに、私が乗っている真ん中のだけなぜかパンダ。
公園の遊具ってよくよく考えると、なんで?なデザイン多いですよね。

スタッフさんとリラックスして一緒にはしゃげるような現場、貴重です。ありがたや。
今後ともよろしくお願いしまーす。

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気持ちの良い帰り道

恒例のめんたいワイド法律ハテナのロケが終わり、博多座にかけこみ観劇。
その帰り道。

中洲大洋劇場のあたりで老夫婦に声をかけられた。
お泊まり予定のホテルが分からない、と住所を聞かれ…建物はいろいろ分かっても
「四丁目どこですか?」は自宅や職場がないと分からないものですね。
地図をみせていただくとエクセル東急の近くだとわかったので
「急いでないので案内しますよー♪」と歩き出した。

ご旅行ですか?ときいてみたら、北海道からいらっしゃったんですって。
目的地までちょっと迷いましたが無事に送り届けますと
おじいさんは帽子を脱いで深々とお辞儀してくださり
おばあさんは何度もお礼の言葉をくださった。

「滞在楽しんでくださいね~♪」と手を振りお別れ。お2人の姿を見送り
なんだか涙腺の元栓のとこがジュンと沁みた。

背筋のシャンと伸びたご主人とおっとり優しそうな奥さま
「ともに白髪の生えるまで」
素敵なお二人の旅の一瞬に登場できて嬉しい限りでした。
ほんの5分ほどだったとは思うのですが、袖振り合うも多生(他生)の縁。
博多はイイ町だねーなんて話ながら帰ってもらえたら嬉しゅうございます。
もしかしたら実はさんざん来慣れた町だったかもしれないけど。

そしてまた一周して天神まで歩いていたら、今度は中学時代の同級生が
旦那さんと軽く腕を組んで歩いているのを発見。
二人を包む空気がとても柔らかく素敵なものだったので声はかけないことにして
そっと見送る。幸せな風景をこっそりお裾分けしてもらった。

あぁーなんて素敵な帰り道なんだろか。
「素敵」という言葉しか使えない語彙の乏しさを残念に思うくらい素敵な帰り道。
できれば眠りにつくまでこの素敵な気持ちがジャマされないことを願う。ふひひ

それにしても「素敵」という言葉の響きはなんてステキなんだろう。

にしても他にぴったりなコトバはないものか。
ひらがなのすてきなことばがきっとあるはず。日本らしい言葉がきっとあるはず。

あぉー気持ちのイイコトバの使い手になりたひ。

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