ソネス落語、霜月の会
いっぱいのお運び、誠にありがとうございました。
前日まで37℃の微熱が続き、ふぅふぅ言いながら部屋にこもり
大物のお稽古に挑んでおりましたが、昨夜、なんとか無事に
高座を終えましたでござりまする。
なんとか当日は36,6℃まで熱も下がり、声の調子も戻り
大阪からニクちゃんこと林裕介(劇団自由派DNA)が参戦する!
という嬉しさもありテンションも上がっておりました。
が、出番前の緊張はソネス落語史上MAX。
なんてったって、枕も込みで20分しかやったことのない私が
古典落語挑戦二回目にして40分の大物に挑むということで
まずは何より途中で止まってしまうんじゃないかってことが
心配で、心配というか「嫌な予感しかしない!」て言葉を
出番までずっと連発してた気がします。ダメですねぇー。
もう10年来の付き合いになるニクちゃんこと焼酎亭ビール兄さんに
「大丈夫や。ゆっくり自分のペースで気持ちよぅやったらよろし」
(関西弁あってるか分からないけどこんな感じ)
と、いつもながらの穏やかな大阪言葉で癒してもらい
高座にあがりました。
まぁ昨日はまた、お久しぶりだったり、予想もしてなかったり
とにかく、え?!来てくれるの?!来てくれたの?!
な顔がたくさん並んだ客席。
月いちソネス落語皆勤賞のお客さまや、おなじみのお顔も
いつものようにあたたかく見守ってくださり、なんとか
途中で止まることなく(笑)、最後までつとめさせてもらいました。
みなさんで一緒に空気を作ってくださって感謝です。
今回大阪から緊急参戦したニクちゃんの、身体に染みついてる
大阪ことば(自分のことば)による、ひたすら心地の良い高座。
ずーーーーーーっとお腹抱えてうきゃきゃきゃ笑ってました。
のんびり喋りなのに、次の言葉が読めてもひたすら面白い。
いやぁー会場が一体になって笑いに包まれました。
変な言い方かもしれませんが「これが寄席やぁー!」と。
お客さんの嬉しそうな満ち足りた顔がもうっ!
そして最後は、ソネス落語の横綱!?
山下晶こと痛風亭本物(つうふうていりある)兄さんの登場。
小さな巣箱のような踏み台を高座に置き腰掛ける。
さすが痛風亭本物さん。本気の痛風で正座ができません。
ひひひ。その写真がないのが残念なところ。
「目黒のさんま」を福岡を舞台にしていつもながらの力業。
あ、力任せという意味でなく、あいかわらずの迫力。
迫力の眼力と顔力。何回も達磨さんに見えた。ひひひ。
というわけで今月もお送りしましたソネス落語。
今後も月いちでお送りする予定でございます。
毎月第一火曜日八時半開演。どうぞ、ご贔屓に…