タタミゼ映画【女王の帰還】東京上映
2015年01月15日2022年04月29日
日本芸術センター 第6回映像グランプリ 記念上映会
2013年制作のtatamiserタタミゼ映画【女王の帰還】(Biography 参照)が
日本芸術センター第6回映像グランプリにて、最終ノミネートの16作品に選出されたということで
2014年に東京と神戸で上映されましたが、2015年1月にまた、再上映が決定しています。
【女王の帰還】上映枠
2015年1月18日(日)13時からの枠 /2015年1月24日(土)19時からの枠
会場 : 東京芸術センター2階 シネマブルースタジオ (東京都足立区千住1−4−1)
詳細→http://www.art-center.jp/compe/index_eizou_kinentokyo.htm
監督 : 高崎哲治
CAST
酒瀬川真世、多田香織、横山祐香里、
椎木樹人、豊永英憲、
稲原功知、コルト羽仁、岩元翔太、石橋達也、 高森愛希子、
田崎小春、鶴田佳奈子、田中基康、砂川道子、古賀今日子
Facebookページ、あります。
2015年01月08日2022年04月27日
2015年、更なる躍進を目指し年末頃からテスト運営をしておりました
酒瀬川真世official Facebookページを本格始動させています。
https://www.facebook.com/sakasegawa.mayo
Facebookを利用されている方は、ページに「いいね!」してくださると
タイムラインに酒瀬川の出没情報などが流れてきます。
いろんな方法で、活動のお知らせをお届けできるよう
そして、もっともっといろんな酒瀬川を見ていただけるよう
今年も様々なことに貪欲に取り組んでいきます!
Facebookページのロゴ(記事トップの画像)は
友人のワルダクミストであるクロキカオリ嬢が椿亭豆猫から発想して
イラストを書いてくれて、これまた友人のデザイナー ワタちゃんが
私の好きな色や雰囲気を大事に、ロゴとして完成させてくれました。
このデザインからさらに、新しい名刺まで作ってもらいました。
ワタクロ夫妻!いつも本当にありがとう!!!
酒瀬川をどうしてくれよぅ~と、いつも一緒にワルダクミしてくれます。
今年も、いろんな人を巻き込みながら、愉しいことできたらなと思います。
いろんな人、店、もの、ことを紹介したりしながら、いろんなつながりが
できていけばいいなぁ~と思っています。
2014年、活動の記録。
2014年12月31日2022年04月27日
2014年が終わろうとしております。
2015年に向けて時計の針がどんどん進んでおります。
来年はひつじ年。わたくし、ひつじ年。そして、本厄だそうです。えらいこっちゃ。
新しく迎える年を想う前に、ここらでひとつ、今年を振り返ろうと想います。
2014年1月
仕事始めは、FBS「めんたいワイド」火曜日のレギュラーコーナー
「法律ハテナ」 の再現ドラマロケでございました。
そして2月の素敵公演に向けて、企画書もって新聞社をめぐったり
チラシをもってたくさんのお店をまわったり、もちろん稽古したり。
2月
RAWWORKS「素敵じゃないか」 福岡公演@博多リバレインホール
座組みメンバー唯一の福岡人として、この公演のために、俳優としてだけでなく
制作として、営業として、いろんな角度から関わり、達成感のある公演となりました。
もちろん、その達成感は、たくさんのご来場をいただき、作品の反応をたくさん
いただいたからに他なりません。
3月
素敵ロス、というのかしら、気持ちがふわふわしてた気がします。ふふ
ナレーションのお仕事で東京出張にも行きました。
出演ドラマ、NHK大分初地域ドラマ「そんじょそこら商店街」 の放送も。
4月
俳優生活20周年を機に、このオフィシャルサイト sakasegawa-mayo.jp を開設。
ブライダルフェアでのフラッシュモブに参加したり、染髪トリートメント剤の広告映像に
出演したり、たくさん観劇にも行った月でした。
5月
夏公演パンチネロの週3稽古と、中学校の演劇部での指導のお仕事が開始。
九州俳優の会の勉強会ワークショップや劇団きららのワークショップにも参加。
6月
ソネス落語の月一定期寄席、落語茶屋、はじめました 、開始。
記念すべき第一回目から高座にあがらせていただき、古典落語に初挑戦。
妙法寺・ホタルの会に今年も呼んでいただき、オカリナ・馬頭琴コンサート で
馬頭琴楽団のみなさんと一緒に「スーホの白馬」の朗読。
月末には熊本の小学校にも演奏&朗読でおじゃましました。(※私は朗読のみ)
7月
ひとりで韓国釜山に渡り 、打ち合わせをしたところ、9月に出演することが決定。
HANARO project の釜山&福岡公演も、どちらの会場でも見届けました。
中学校演劇部の夏の大会やパンチネロ稽古で忙しい毎日。
8月
5月下旬から稽古を開始した演劇公演「パンチネロ~たいせつなきみ~」
博多市民センター&さいとぴあの2箇所で上演。
大分ドラマ「そんじょそこら商店街」地上波再放送にて、ミニ特番の
「そんじょそこら商店街 再生の物語」 番組ナレーションを担当。
9月
ソネス落語番外怪談まつり 「濡衣塚」巻物語り。
一年前の韓国渡航からいくつも積み重ねてついに共同制作が実現。
単身で20日ほど韓国釜山に滞在して出演した「나는 연출이다」 。
猫3匹が暮らすゲストハウスでの滞在や、深夜ミーティング、この一年で繋がった
釜山の面々との再会や、グルメや稽古や観光や稽古や稽古や…本当に濃い時間でした。
10月
次回の共同制作の打ち合わせのため再び釜山に渡り、帰国翌日にはナレーションで
大阪へ行き、さらに翌日にFM福岡「匠の蔵~words of meister~」 の取材で熊本に行ったり。
去年も参加した「The 48 Hour Film Project」という、台本作りから撮影、編集、完成までの
すべてを48時間で行わなければならないという過酷な企画に今年も呼ばれてしまい
早朝から深夜4:00頃まで餌食になりました。ほほほ。
11月
ソネス落語霜月の会 で古典落語「居残り佐平次」に挑戦。
翌朝から鹿児島に向かい「匠のつどい」、から帰宅した翌日は釜山に向かい
福岡×釜山アートプロジェクトWATAGATAの演劇作品「波の少女/パダパダ」を観劇。
ドラマの撮影や、毎年恒例のソネス座のかげ絵上演も。
12月
コーチング中の中学校演劇部の冬の大会。鶴亀Film「秋月物語」の撮影。
FBS「10神アクター」スペシャルドラマ「もう一度、クリスマス・イブ」 放送。
新年のさまざまな企画に向けての打ち合わせや作業がわんさか。
こんな2014年でございました。
4月にこのオフィシャルサイトを開設し、情報発信をしておりますが
来年は今よりもっと更新頻度を上げられるよう、がんばります!うひ
舞台、寄席、映像出演、作品制作、イベント、企画などなどなど
酒瀬川の情報だけでなく、周りのいろんな人、事、物、も一緒に
たくさんの情報をお届けできればな、と思っております。
そのためにも、必要とされる俳優、必要とされる人間になるべく
しっかり磨いていこうと思います。
2015年も、どうぞよろしくお願いいたします。
2014年 大晦日 酒瀬川真世
ソネス落語の忘年会。
2014年12月30日2022年04月27日
昨夜はソネス落語の忘年会。
今年の6月から月一の定例寄席を始めて、わたくし椿亭豆猫は
半年で3回、ソネスの高座にあがらせていただきました。
六月 「金魚の芸者」 (古典落語)
九月 「濡衣塚」 (クロキカオリ書き下ろし怪談)
十一月 「居残り佐平次」 (古典落語)
ソネス芝居 THEATRE SONES から数えると、このカフェソネスという空間でコンスタントに
お客さんに向かって立ち続けて、お客さんに育ててもらって、もう15年…。
寄席メンバーもほとんどが長い付き合いの面々。ホームグラウンドと言っていいかしら。
ぬるくも熱くも冷たくもなく、怠けてるとすぐバレる場所。そんなメンバー。
そしてお客さんにもすべてがバレる距離。
来年もこの距離でメンバーからもお客さんからも
空気ビシバシ感じつつ、高座にあがらせてもらいます。
このメンバーと一緒に一年の最後を締められるのが、このうえなく嬉しかった夜。
大阪から 焼酎亭ビール こと、ニクちゃん(林裕介/劇団自由派DNA)も駆けつけて一席!
空くじなしの豪華福引きやら、三種類の極うま鍋やら贅沢な夜!!
2015年のトップバッターは誰かしらね・・・?
参考)プロフィールページ>落語茶屋 霜月の会
秋月で撮影でした。
2014年12月15日2022年04月27日
先日、福岡県朝倉市、桜や紅葉の名所として有名な
秋月にて、ショートフィルムの撮影をしてきました。
紅葉から冬景色に向かう秋月。
そぼふる雨。しん…と冷えて透き通る空気。雨あがり。白い息。葛餅。おまんじゅう。
こんにちは!と気持ちよい子どもの挨拶の声。角打ちのおいちゃんたちの元気な笑い声。
小川の水音。鳥の鳴き声。工房の紙漉きの音。
今回、出演のお話をくださったのは、劇団go to 後藤香さん。
脚本で参加している映画製作チームがあって、その次回作に是非、と。
大好きな香さんの本。そりゃ、もう、ね。
脚本を読ませてもらって、企画の趣旨を聞いて、はい!よろしくお願いします!と。
ところで、監督さんはどなた…?と聞いてみると、石井監督と言うではないですか。
・・・知ってる?って、そりゃ、もう。
石井久年監督。
ナレーションの現場で何度もお仕事ご一緒させていただきました。
さらに、わたしが、CMナレーションではなく、めずらしく顔出しで出演したTVCMの
声だけでなく、俳優として初めてCMに出演したときの監督さんでもあります。
ポーンと人気が出てきたときの佐藤隆太さんと共演させていただきました。
画面からのイメージどおり、気さくで素敵な人柄の方でした。
舞台以外のメディアでは、ドラマ出演、ラジオ出演、ナレーションなどのお仕事をいただいてますが
実は、TVCMの出演はとても数が少ないのです。
もちろん、意欲はありますよ!機会がないだけです!ください!あはは。
少し話が逸れてしまいましたが、石井監督とは随分ご無沙汰してましたので、なとも嬉しい再会です。
後藤香さんの脚本 × 石井監督のシナリオ監督作品。そりゃもう、GOでしょ。
この映画製作チーム「鶴亀」のコンセプトにも惚れ。地域ドラマ。というのかしら。
職人 × 土地(その土地の人も含め) × 俳優
今回、俳優は私ひとりきり。
あとは本物の職人さんと、秋月の方々。
ほんものの風景、人、空気に俳優が入る。
なんとも得難い現場を経験させていただきました。
映像作品では私たち俳優が関わる部分(撮影)は、ほんの素材。具材。を並べるところまで。
そこから食材を選んで料理して提供するところにはノータッチ。そこがいちばん演劇とちがうとこ。
あ、料理といえば、撮影日の昼ごはんで食べた秋鯖カレーが絶品でした。美味しかった~。
今回は随所に、そういう撮り方になるのか…という部分があり。
編集されるまでどうなるのか分からないところがたくさん。あ、CGとかじゃないですよ。ふふ。
どんなんなるのかな。期待と不安で仕上がりを待ちます。
年明けの1月末か2月頃にはインターネットで公開される予定とのこと。
そのときはまたお知らせしますね。
職人 × 土地 × 俳優
鶴亀ショートムービー第1弾は、こちら。「柳川物語」
劇団go to でおなじみの私も大好きな小坂愛ちゃん主演。
後藤香さん自身も出演しています。
柳川物語 YANAGAWA STORY
VIDEO
そんな鶴亀の第2弾「秋月物語」。
2015年公開。乞うご期待!!
(~概要~ Youtubeより引用)
鶴亀TSURUKAME
The Tsurukame Project is a short drama depicting Japan’s beautiful scenery and culture.
Our aim is to make people from around the world become fascinated by Japan as a country and gain an interest in the nature of Japanese people.
鶴亀は日本の美しい情景と文化を織り交ぜた小さなドラマを発信するプロジェクトです
世界の人々に日本の魅力、日本人の心に興味を持っていただけたら嬉しいです。
【STAFF】
イシイヒサトシ Hisatoshi Ishi
後藤 香 Kaoru Goto http://lets-goto.com
川口健作 Kensaku Kawaguchi http://www.factory01.jp/
大里直正 Naomasa Osato
FBS 10神アクター スペシャルドラマ「もう一度、クリスマス・イブ」
2014年12月10日2022年04月29日
FBS福岡放送 「10神アクター」 1時間拡大スペシャルドラマ
「もう一度、クリスマス・イブ」
【10神アクター】
福岡のイケメン男子を発掘する番組!
6ヶ月間に及ぶオーディションで選ばれた10人がついに俳優デビュー
ドラマ【もう一度、クリスマス・イブ】
1組の母娘と、10人の若者達が織りなす聖夜の奇跡の物語
物語の鍵は「タイムスリップ」
クリスマスイブの夜…一体どんな奇跡が起こるのか
2014年12月24日(水)24時59分~ (12/25(木)0:59~)
詳細は、番組ホームページをご覧ください http://10jin.tv/
※酒瀬川は過去シーンに母親役で出演
手抜き日記。
ざざざーっと今月の上半期をおさらいのすけ。
ソネス落語から、匠のつどいから、釜山。
粋な着物に身を包み、いつものソネスで落語。
翌朝にはFM福岡の車に乗り込み鹿児島へ。
今年の春に11年目に突入したFM福岡のレギュラー番組
「匠の蔵~words of meister~」関連の半期に一度のつどい。
途中から微熱が下がらずな旅。帰宅してからも微熱続き。
そのまま韓国プサンに突入。
とある劇団の次回公演のポスター撮影に同行し
ソギョプサルをうまうまー!とたいらげ、WATAGATA2014演劇
福岡×釜山交流作品「パダパダ/波の少女~」を釜山メンバーと一緒に観劇。
初日乾杯にもおじゃまして、14+の面々、ダンサーのももちゃん
キムヒジンさんヘジャ氏、キムイナにもこんばんは!
来年の共同製作の打ち合わせを柱に次々といろんな人に会う日々。
とある教会でのクリスマスミュージカルのオーディション見学から
演劇学校でのコーチングの見学、釜山の大規模なインディーズムービーの
撮影現場にもおじゃまして、、、と今回の滞在でもまた広がったいろいろ。
広がったいろいろを次の共同製作のために深めていかなきゃな作業。
それはわたし自身のホームワーク。時間はあるようで、ない。
どんどんどんどん頭回転させなきゃだー!!
記事トップの写真は、釜山からビートルでただいま~!を
いつも迎えてくれる博多ポートタワーさん。
「居残り佐平次」なんとかなんとか。
2014年11月05日
ソネス落語、霜月の会
いっぱいのお運び、誠にありがとうございました。
前日まで37℃の微熱が続き、ふぅふぅ言いながら部屋にこもり
大物のお稽古に挑んでおりましたが、昨夜、なんとか無事に
高座を終えましたでござりまする。
なんとか当日は36,6℃まで熱も下がり、声の調子も戻り
大阪からニクちゃんこと林裕介(劇団自由派DNA)が参戦する!
という嬉しさもありテンションも上がっておりました。
が、出番前の緊張はソネス落語史上MAX。
なんてったって、枕も込みで20分しかやったことのない私が
古典落語挑戦二回目にして40分の大物に挑むということで
まずは何より途中で止まってしまうんじゃないかってことが
心配で、心配というか「嫌な予感しかしない!」て言葉を
出番までずっと連発してた気がします。ダメですねぇー。
もう10年来の付き合いになるニクちゃんこと焼酎亭ビール兄さんに
「大丈夫や。ゆっくり自分のペースで気持ちよぅやったらよろし」
(関西弁あってるか分からないけどこんな感じ)
と、いつもながらの穏やかな大阪言葉で癒してもらい
高座にあがりました。
まぁ昨日はまた、お久しぶりだったり、予想もしてなかったり
とにかく、え?!来てくれるの?!来てくれたの?!
な顔がたくさん並んだ客席。
月いちソネス落語皆勤賞のお客さまや、おなじみのお顔も
いつものようにあたたかく見守ってくださり、なんとか
途中で止まることなく(笑)、最後までつとめさせてもらいました。
みなさんで一緒に空気を作ってくださって感謝です。
今回大阪から緊急参戦したニクちゃんの、身体に染みついてる
大阪ことば(自分のことば)による、ひたすら心地の良い高座。
ずーーーーーーっとお腹抱えてうきゃきゃきゃ笑ってました。
のんびり喋りなのに、次の言葉が読めてもひたすら面白い。
いやぁー会場が一体になって笑いに包まれました。
変な言い方かもしれませんが「これが寄席やぁー!」と。
お客さんの嬉しそうな満ち足りた顔がもうっ!
そして最後は、ソネス落語の横綱!?
山下晶こと痛風亭本物(つうふうていりある)兄さんの登場。
小さな巣箱のような踏み台を高座に置き腰掛ける。
さすが痛風亭本物さん。本気の痛風で正座ができません。
ひひひ。その写真がないのが残念なところ。
「目黒のさんま」を福岡を舞台にしていつもながらの力業。
あ、力任せという意味でなく、あいかわらずの迫力。
迫力の眼力と顔力。何回も達磨さんに見えた。ひひひ。
というわけで今月もお送りしましたソネス落語。
今後も月いちでお送りする予定でございます。
毎月第一火曜日八時半開演。どうぞ、ご贔屓に…
落語茶屋 霜月の会
2014年11月01日2022年04月29日
ソネス寄席 落語茶屋、はじめました 「霜月の会」
急に寒くなりました、ごきげんさまでございます。
毎月第一火曜はお楽しみ、ソネス寄席。
今回はみなさまにもおなじみの、あの、古典大物演題に挑戦です。
手に汗にぎる熱演。あったかくしてお過ごしくださいましね。
一、「居残り佐平次」 椿亭 豆猫/酒瀬川 真世
一、「不精の参内」 焼酎亭 ビール/林 裕介
一、「目黒のさんま」 痛風亭 本物/山下 晶
2014年11月4日(火) 会場:カフェソネス
さてさて、またわたくしに出番がめぐってきました。毎月恒例のソネス落語。
書き下ろしの新作か、もう一度古典に挑戦するか、悩んで悩んで決めたのですが・・・
ほんとに大変なものに手を出してしまったなぁー、と今さらながら変な汗をかいております。
お稽古に入らねばという頃なのに、豆猫編集をするのに随分と手がかかってしまいました。
でもこれが一番大事なとこ。豆猫(わたし)らしい高座にする。
ソネス落語をはじめたとき、最初に思っていた「古典落語をやらない理由」に、いま、改めて
立ち向かうような、そうでなくて仲良くなろうとしてみる作業のような・・・頭が落語でいっぱい。
いやはや、やるしかないのだよ、と言い聞かせ。
ちょいとむかし風に「やるっきゃない!」と言ってみて、楽しい気持ちになってみよう、なんて。
今年の6月に高座にかけた初の古典チャレンジ「金魚の芸者」につづきまして
古典チャレンジ二回目の私にとってはなかなかたいそうな大物に手を出してしましました。
その演題は「居残り佐平次」。
豆猫らしく愉快な時間にしたく奮闘中でございます。
お時間ありましたら、ぜひ、茶屋ソネスに足をお運びくださいませ。
【ソネス寄席】
福岡市薬院にある CAFE SONES カフェソネス。
カフェがOPENした年から定期的に上演してきたソネス芝居 THEATRE SONES 。
その第一回からコーディネーターをつとめてきたクロキカオリと
ソネスのオーナー木下雄貴が仕掛ける THEATRE SONES メンバーによる寄席。
カフェソネスという小さな空間で、お客様と一緒にパンパンの空気を感じながら
高座にあがるソネス寄席。古典落語、新作落語、創作落語、えほん落語。
お声かけいただければ出張もいたします。
岡本ヒロミツ/痛風亭 最弱(つうふうてい さいじゃく)
山下 晶 /痛風亭 本物(つうふうてい りある)
光安 和幸 /曽根巣家 月曜(そねすや まんでい)
酒瀬川真世 /椿亭 豆猫(つばきてい まめねこ)
手島 曜 /流洒落家 酔軒(ながされや すいけん)
中村 卓二 /中村 茶巾(なかむら ちゃきん)
天野 智範 /曽根巣家 落花生(そねすや ぴーなっつ)
徳留 春菜 /椿亭 豆柴(つばきてい まめしば)
平岡陽介 /詩人。流洒落家酔軒への書き下ろし。
RYO-T /音響オペ。機材提供。
ワタちゃん /記録撮影。相談役。
クロキカオリ /責任監修。コーディネーター。椿亭豆猫への書き下ろし。
木下雄貴 /ソネスオーナー。THEATRE SONES・ソネス寄席プロデューサー
ソネス落語、霜月の会まで一週間。
2014年10月28日2022年04月27日
こんばんは。すっかり紅葉の季節となりました。朝晩はぐっと冷え込みますね。
みなさま、いかがお過ごしでございましょうか。わたくしは毎日何を着たらよいのだか
家を出るまでに随分と時間がかかってしまって、洋服も何回も替えてみちゃ散らかして・・・
まぁ、そんな季節でございます。ふふ
さてさて、またわたくしに出番がめぐってきました。毎月恒例のソネス落語。
9月は番外の怪談。10月はお客さんとして大いに楽しみましたが、11月、霜月の会は
またまた、わたくしの出番です。
書き下ろしの新作をかけるか、もう一度古典に挑戦するか、悩んで悩んで決めたのですが・・・
ほんとにほんとに大変なものに手を出してしまったなぁー、と今さらながら変な汗をかいております。
そろそろお稽古に入らねばという頃なのに、リライトというかMIXというか編集というか・・・
豆猫アレンジをするのに随分と手がかかってしまいました。でもこれが一番大事なとこ。
豆猫(わたし)らしい高座にする。 もちろん組み立てた噺を覚えて稽古して稽古して稽古して
が、もっとも大事なとこなんですが。
ソネス落語をはじめたとき、最初に思っていた「古典落語をやらない理由」に、いま、改めて
立ち向かうような、そうでなくて仲良くなろうとしてみる作業のような
・・・とにかく頭が落語でいっぱいな日々。
いやはや、やるしかないのだよ、と言い聞かせ。
ちょいとむかし風に「やるっきゃない!」と言ってみて楽しい気持ちになってみよう、なんて。
なんだかんだんで、もう一週間後には本番なのです。
今夜やっと豆猫アレンジの本をあげ、責任監修のクロキさんに見せ、いろいろと相談し
さらにブラッシュアップしてもい、あとは本当に、しっかり稽古するのみ。
今年の6月に高座にかけた初の古典チャレンジ「金魚の芸者」につづきまして
古典チャレンジ二回目の私にとってはなかなかたいそうな大物に手を出してしましました。
その演題は「居残り佐平次」。
豆猫らしく愉快な時間にしたく奮闘中でございます。
お時間ありましたら、ぜひ、茶屋ソネスに足をお運びくださいませ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
急に寒くなりました、ごきげんさまでございます。
毎月第一火曜はお楽しみ、ソネス寄席。
今回はみなさまにもおなじみの、
あの、古典大物演題に挑戦です。
手に汗にぎる熱演。
あったかくしてお過ごしくださいましね。
ソネス寄席 霜月の会
11月4日(火)開場20時 開演20時30分
木戸銭 前売1,200円 当日1,500円(いずれも1drink付)
一、「居残り佐平次」 椿亭 豆猫/酒瀬川 真世
一、「目黒のさんま」 痛風亭 本物/山下 晶
粋でいなせな佐平次を、酒瀬川真世が熱演!
そして誰もが知ってる「目黒のさんま」を
山下晶がかつてない趣向を凝らし、より明快に豪快に、
ソネス落語の真髄を、みなさまにお届けいたします!
会場・ご予約お問い合わせ
カフェソネス 092-741-8287
(福岡市中央区薬院1-16-18 ※凸版印刷さんの裏)
ドラマ「そんじょそこら商店街」地上波再放送。
2014年10月16日
2014年3月にBSプレミアムにて放送された NHK大分制作
大分発地域ドラマ「そんじょそこら商店街」の地上波での再放送が決定!
(出演:山本耕史、鈴木 杏、奥田瑛二、ほか)
8月に大分県域のみでの地上波再放送はありましたが、今回はエリア拡大。
【10月24日(金) 午後7:30~ NHK総合/九州・沖縄】 での放送です。
所属事務所パブリックチャンネルから、山下晶と鶴賀皇史朗がメイン出演!
私も奥田瑛二さんの娘、山本耕史さんの妹として、出演しております。
さらに、本編ドラマの後に放送されるミニ特番のナレーションを担当しております。
10月24日(金) 午後7:30~8:43 [NHK総合/九州・沖縄](再)
※午後8:29~8:43はミニ企画「昭和の町を訪ねて」
ぜひ、ご覧ください。 公式サイトはこちら
biography
この頃、暇しています(笑)
たまに仕事してます。
たまに打合せしてます。
たまに映画を見に行ったりしてます。
たまにハングルのテキスト開いてます。
ほとんど寝転がっています。
……だめ、だめ。
だって、スケジュール一応空けといてください
→直前に……延期ですorキャンセルです
が、続いているのだもの
まぁ、仕事柄それはいつものことだけど。
考えなきゃいけないこと
考えてしまうこと
考えたくないこと
ごちゃまぜにたくさんたくさん
結果、部屋でだらだら。
結果、huluで映画見放題。
こりゃいかん!そとの新鮮な空気をのんびり吸いにいこう。
そんなわけで、のんびり歩いて大濠公園。
秋ですね…
畔のベンチに腰掛けてしばし眺める…
……ちょっと寒いな、風
またのんびりゆったり歩いて
映画でも観に行こうかな。
まったりな休日。
お天気と曇り空の真ん中くらい。
わたしの気分にちょうどいい。
あした天気になあれ♪
ま、明日から忙しくなるからね。
ありがたくも明日から来週まで
いろんなお仕事いただいてるし。
そろそろ次の落語も稽古に入るし。
今後のプロジェクトの打合せもあるし。
自分のバイオリズムを感じながら
うまく合わせていけたらいいね。
あ、秋ですね。
きっと、秋だから、ですね。
秋を感じているのですね、きっと。
よし、もう少し歩こう。
ピーター・ブルックの通信講座。
2014年10月09日
いや、通信講座じゃないけどね。観てきたぞ。
映画「ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古」
http://www.peterbrook.jp/sp/
これだけは見逃すわけにいかなかった。
今、これを、観たかったんだ、まさに。
そしてやっぱり観て良かった。
たくさん頷きながら、唸りながら、うねりながら観た。
2012年の映画だけど、日本公開が、今、で、良かった。
日本で公開されて良かった。今、これを上映してくれて、ありがとう。
確認と気づきと見直しと発見と…
たち戻りたいし、立ち向かいたいし、前進したいし、挑戦したい。
こういうことを試せる「場」がほしい、と強く強く思う。
自分で作るしかないのかもしれないけれど。
探究心、感じる力、幸福感、静かな意志、沈黙とテンポ…ただただ「純粋に」追い求める姿勢。
そんな俳優だけが集まって純粋に探究する「場」がほしい。
そんな演出家が幸福な実験を繰り返す「場」がほしい。
ぜんぜん高尚なことじゃなくていい。
ただただ追い求めることに純粋に向き合い、ある瞬間に立ち会えるかもしれないワクワクを
高いところで共有できる「場」。演じることを純粋に楽しむことができる場。
ちっぽけな自己顕示欲もわざとらしさもない、子どもみたいに目の前で起こる瞬間に没頭する時間。
公演の稽古でもワークショップでもそういう「場」に出逢えたときの喜びったら。
……映画の主旨とは少し離れたところのことだけど。
いま、自分にできること、できないこと。
ひとりでもできること、ひとりではできないこと。
ここのところ頭をぐるぐるしてるいろいろがまた少し明確になってきた気がする。
考えても仕方ない、と言われた気がする。
ただただ動いて、感じて、今の自分の基準を上げてく。
真実に出逢う最後の瞬間。
―幕―
一瞬の静寂。
そして、ため息。
もしくは、爆発。
ちょっと気持ち落ち着けて
カフェーでパンフレットを読む。
アルムちゃんとケーキナイフ。
2014年10月01日
仕事モードなわたくし。
釜山ではほぼ毎日すっぴんで過ごしてたので、久しぶりにちゃんと化粧する日々。
ただいま、の、ご挨拶……のあと、また時間が止まっていました。
あまりにも濃い時間を過ごしたんだな…と帰ってきてからどっぷり。
帰ってきてから3日ぐらい完全にぼーっとした後、ふふふ
ありがたいことにナレーションのお仕事が続いていて徐々に
心も身体も、ただいま、の後の日常に。日常だけど前とは違う。当然。
日常ってのは、変わらない毎日ってことじゃない。
停止することなく常に動きながら少しずつ変化していく毎日。
仕事柄、ルーティーンワークじゃないしルーティーンライフでもないし
同じ毎日を過ごしてるなーと感じることはないのだけど、それでもたまに
停滞してるなぁーこのごろ…と思うこともあったり
逆に目まぐるしくいろんなこと感じてるなぁーこのごろ!と思うこともあり
でもそれもぜーんぶひっくるめて「日常」にできたらいいな。
さて、ただいま、の後の、ブログ。
これからのことも書こうと思うけれどもまずは思い出の整理。
今日は大好きな女優さんアルムちゃんの話。
本番の2~3日前に稽古のあと夜から深夜までみんなで小道具作業してて
作業しながら台詞の確認とか軽く稽古とかしてて……
ふと気づくとケーキの箱を持って演出ジウン氏が立っている。
この日は大好きな大好きなアルムちゃんの誕生日だったのだ!
キムアルムちゃん。女優ちゃん。
というか、女優さん。敬意を込めて。
彼女は一年前の同じ企画ナ ヨンチュル(「私が演出だ」公演)に出演してて
そのとき私は観客として今回演出だったジウンさんが俳優として出演してたのを
観に行ってたのですが(オ・チウン演出/ヤン・ジウン出演)…
彼女が出演していた作品は、アリラン峠を越えていく母娘二人きりの物語を
ほぼ台詞なしで、たびたび繰り返す母のアリランの歌と母娘の呼吸のやりとりと陰影
…別れ…そして娘ひとり…余韻……そうして20分をつづっていくんだけども
私はとてもとても静かに大きく心揺さぶられて、今でもいくつかの場面を
鮮明に思い出せるくらい印象深い作品。
そのとき母を演じていたのがキム・アルムちゃん。去年の作品ですっかりファンに。
彼女の歌声も表情も薄明かりに浮かぶ姿も忘れられない。
今回、稽古場に台本が到着した翌日
ふいに稽古場に現れたアルムちゃんにびっくり。
聞くと、今回、衣装を担当してくれるとのこと。飛び上がるほど喜ぶ。
結局は衣装だけじゃなくて小道具もたくさん手伝ってくれたんだけど。
女優として既にすっかり魅了されてたんだけど、今回のチームでご一緒して
その人柄がまたとんでもなく素敵で完全に惚れ込んじゃったのだ。
あ……ケーキ登場からいきなり日付さかのぼってしまってごめんなさい。
時間を戻しまして、ケーキ登場!!…箱入りのまま(笑)
慌ててオモニと共演のダインちゃん(彼女のことはまた後日)が箱から出して
ロウソクを立ててお祝いの準備!ラッピングも可愛いコグマ(さつま芋)ケーキ!
センイル チュッカ~ハンミダ(ハmニダ)~♪
センイル チュッカ~ハンミダ~♪……
♪HAPPY BIRTHDAY to YOU~♪ のハングルversion。
映画とかドラマでよく聴いてたあの唄が!今!リアルにココに!!と
他のみんなと違うとこでも興奮しながら囲む(笑)
火を吹き消す前にほんの一瞬、目を閉じた彼女。きっと心の中で願い事を…?
そんな彼女にまたフォーリンラブ。うひ
大好きな人の御祝いに加われるってほんと嬉しい。HAPPYをありがとう。
あ!!……で!!!日記のタイトルのこと!!!忘れてた(笑)
ケーキナイフ。
誕生日ケーキにケーキナイフついてたんですよ、プラスチックの。
↑これ。なかなか立派な大きさのナイフでしょ。
わたし日本では見たことないんですけど、皆さんどうですか?
えー?!ホールケーキ買うと普通にサービスでついてくるの?!
えー?!どのケーキ屋さんでも?!ほんとに?!ケーキナイフが?!
と、ひとり興奮しておりますと、みんなから
え?ケーキナイフついてなかったらどうやって切るの?と質問返し……
それは、だから、ホールケーキ開けるときは、だいたい家だから包丁あるし
飲み会とかでお店に持ち込みするときは包丁借りるか店に切ってもらうか……
と、当然のようにこたえる私
へぇー…ホールケーキなのにナイフついてないなんて…と驚かれ
へぇー…普通にどこの店でもナイフついてくるんだ……と驚き
家でも店でもないとこで祝うことが多いんですかね。
でもそれだったら結局フォークとかも必要だしな…でもそっか、フォークとかは
プラスチックの売ってるけど、使い捨てナイフはどこでもは買えないかな…
そんなとこでカルチャーショックを感じたのでした。
アルムちゃん大好き!おめでとう!!!
そして、ケーキナイフのサービス素敵!!
という日記でした。ではまた!
釜山の思い出、まだまだあるぞ~。
ただいま、福岡、の長い長い挨拶。
2014年09月24日
二週間ちょっとの釜山での滞在制作。
みんなと一緒にご飯を食べ、稽古をし、いろんなことを話し・・・
いろんな言語が、いろんな考えが、いろんな感情が飛び交い
単純に「釜山で演劇をしてきました!」ではない滞在だった
たった17日間の生活だったけど、一年にも思える濃い時間だった。
そして、釜山に滞在して最初の記事で書いたとおり、
永山演出のprayer/sを経て、池田美樹演出の素敵じゃないかを経て、の
今回のヤン・ジウン演出
Episode 4. 死の記録 「春子の一日」 ~yesterday once more~
※一日は、韓国語で、ハル → 春子の一日、は、「ハルコ エ ハル」。
という作品に繋がってきたことは間違いない。
その繋がりのひとつの例になるか分からないが、具体的に言うと
今回の企画公演に参加していた多くの俳優・ダンサーからたくさん聞かれたのは
私のウォームアップ方法についての質問だった。劇場でウォームアップしている姿を
多くの人に見られていた。 あれは何をしてるの?なんのメソッドなの?いつから?
あのウォームアップ自体があなたを表現していた、あなたの集中はあそこからくるの?など。
まさしく私が続けているウォームアップはprayer/sの稽古時に原型が生まれ
素敵じゃないかの稽古時に確立された独自のスタイルである。
独自の、というのは、すごいメソッドを編み出したというわけではなく
私自身にしかフィットしないかもしれない、と思われる方法なのだ。
単純にカラダをあたためるだけでなく、集中力と心の開放と体の開放と・・・
んー、説明はとても難しい・・・周りからどう見えるかを簡単に説明すると
イヤホンをして音楽を聴きながら自由に動き回って歌って止まって超猛slowスピードで
徘徊したり突然飛び回ったり泣きそうになったりじーっと佇んだり・・・説明できてない。ひひ
ただ、この集中力の高め方は、作品を選ぶ。疲れるほど深く潜る。
他の作品、例えば前回のパンチネロの時も似たような方法でウォーミングアップ
をしたが、集中の仕方が違う。良い悪い、高い低いではなく、違うのだ。
今回の舞台での芝居と同じか、もしかしたらそれ以上に、くらい感心をもたれた。
これは永山演出を経験しなかったら出会わなかった自分自身との対話方法であり
池田演出がなかったら、これを信じることはできなかったかもしれない。
前に記事に書いたときには「流れを感じている」くらいだったけれど
公演が近づくにつれ、演出といろんな話をするにつれ、その感覚は
確信に変わっていった。出会うべくして出会った演出であり、作品であった。
そして、私が、福岡でなく、日本でなく、アメリカでなく、イギリスでなく、
他のどこでもなく、韓国の釜山で、この作品・企画に関わった人たちと
一緒に過ごして作ったことに、大きな大きな意味がある。
6人の演出家による6作品の連続上演。
どれもそれぞれに魅力的であり、演出家の個性がよく分かる作品だったけれど
共演者、企画参加者、お客さん、さまざまな人たちに、それなりの評価をいただいたのは
間違いなく、この作品、この演出と、私がマッチしたからに他ならない。
なんだか受賞コメントみたいになってるけど、なにかを受賞したわけではありません。。。いひひ
ただ、いろんな方々から手応えのある評価をいただけたことは、ひとつの自信になりました。
単純にたくさんの人に「良かった」と言われたとかいうことでなく、私自身がこの一年間で
釜山で、今回も含め、出会った人の中で、 この人は!!この作品は!!この衝撃は!!
と思うような出会いをした人から、同じように、深い印象を刻まれたというような感想を
いただけたことが、とにかく、次に自分を向かわせる・・・立ち止まっていられない・・・もしくは
逆に立ち止まらずにはいられない・・・立ち戻って考えずには居られない・・・んー・・・あー・・・
言葉が見つからない。日本語はとても難しい。韓国語も難しい。英語も。
そう。なんの言語か、なんて関係ない。言葉で想いを伝えるというのは、とても難しい。
母国語でもこんなに難しいのだ。一番伝えやすい福岡弁でさえ、完全に自分の想いを
表現してくれる言葉はなかなか見つからない。それが母国語でないならなおさらだ。
言葉は完全じゃない。同じ言葉を発しても、発する人が違えば、その言葉は違う意味を持つ。
意味は同じかもしれないけど、印象が違う。同じ人が同じ言葉を発しても、その人との関係性
距離感で受け取る相手が解釈する内容は違ってくる。それでも伝えずにはいられない。
それでもコトバを発せずにはいられない。歌を歌わずにはいられない。カラダを動かさずには・・・
演劇って、なんでしょうね。
え?そんな話?!ふふふ。
生きるって、なんでしょうね。
死ぬって、なんでしょうね。
生活って、人生って、生死って、演劇って。
東京に行かず福岡で芝居をしていること。してきたこと。
福岡に住んでいるけれど熊本や長崎で稽古して芝居すること。
福岡を拠点に、と言いながら、永山演出の名が一番に浮かぶこと。
それでも宮崎でお芝居をしたことはない、ということ。
ツアーのおかげで札幌が未知の土地じゃなくなったこと。
福島の人と出会って一緒に作品づくりをしたり、交流したことで
福島がフクシマでも福島第一原発でも東北のあたり、でもなく
福島=彼や彼女ら、になったこと。
韓国がパク・ウネでも韓流ドラマでも政治的問題でもK-popでもなく
私にとっての韓国は、釜山であり、大好きな人たちが暮らすところであり
さらには、今後の活動場所の大きな柱のひとつにもなっているということ。
そしてもちろん、そんな美しいような前向きなようなことだけでなく
間違いなく、深く深刻な、恐ろしく汚い、どろどろとした問題も
同時に存在していて目を背けてはいけない、ということ
単純に
釜山で演劇をしてきました!
ではない滞在であったことは間違いない
それは私自身も感じているし
たくさんの人からも真剣にいろんな話をしていただいた
日本と韓国のこと、釜山の演劇のこと、私の芝居のこと、人生のこと
深く考えざるを得ないいろんなことが
頭を駆け巡って脳ミソがドクドク…
生と死と思い出とアイロニーと政治と永遠に終わらない一日と
コトバと想いと伝わらないことと伝わることと、そんなことを
毎日毎時間感じずには居られない作品だった
もちろん美味しいものを食べているときの喜びは相変わらず
これが私という人間なんだなぁーと思ったり。ふひひ
深刻になれば良いというものでもないのは分かっているのだけど
どうしてもいろいろ考えずには…
それでも今回出会えたことだけは真実で
出会いはすべての始まりであり
いろんなことを見つめ直すキッカケであり
とにかく
私は何者なのか、なぜここにいるのか、何をすべきか
ゆっくりゆっくり考えたいと思います
人として、俳優として、演劇人として・・・
感謝。
カムサ。
感謝致します。ありがとうございます。
カムサハムニダ。
俳優生活20周年をずしり感じる滞在でした
まとまらない、ただいま帰りました、の、ご挨拶でした。
いよいよ開幕。
3日間完全燃焼できますように。
6作品の連続上演だったり
役者がなかなかそろわなかったり
細かいニュアンスを伝えるのが難しかったり
たくさんたくさん蚊に刺されたり
ゲストハウスの猫の糞に悩まされたり…
いろんなことが大変ですが(笑)
とにかく、わたしは、これをやるために
プサンにやってきたのだ。
ここでいろんなことを体感するために。
この人たちと共有するために。
今日は頭をからっぽにして
舞台に立てれば大丈夫!と言い聞かせ……
ふぁいてぃん!
釜山での日々、途中経過…。
2014年09月13日
ほとんどの時間、稽古&ミーティングで毎日ヘトヘトですが
空いた時間に盛りだくさん釜山の大好きなみんなが
ここぞとばかりに集まってくれてます
本当にありがとうございます!
当たり前ですが、稽古で写真を撮ることはほとんどないので
こちらでの写真を並べると、遊んでばかりみたいに見えるかもしれません
が…ちゃんとしっかり稽古してます。ひひ
先日セイルさんが稽古場に見学に来てくれた時の写真が数枚
かろうじて稽古の空気を伝えてます……か?(笑)
제4회 창작단막극제 나는 연출이다 (第4回短幕演出バトル企画)
2014年09月09日2022年04月29日
제4회 창작단막극제 나는 연출이다
(第4回 創作単幕劇 私は演出だ)
【公演案内 -日本語訳-】 ※原文は下部に記載
この公演は、6つの単幕劇で形成されており、各20分ずつ3作品上演後、インターミッションが15分
その後、残りの3作品の上演へと進行されます。
また、観客は観劇するだけでなく、評価団として、公演に対する直接的な評価をすることになります。
公演の総所用時間は、およそ150分です。
公演日時 : 2014年9月19日(金) 19:30 / 9月20日(土) 16:00 / 9月21日(日) 16:00
参加演出 : ヤン・ジウン、 チェ・ウンギョン、 ナム・テウ、 キム・ドンミン、 イ・ドンウク、 ソン・クンウク
以上合計6人の演出家がそれぞれ作品を上演。 ※酒瀬川はヤン・ジウン作品に出演
チケット代 : 10,000ウォン(およそ1,000円)
会場 : チョンチュンナビアートホール (add:1078-16 Gwangan-dong, Suyeong-gu, Busan)
공연일자
2014년 9월19일(금) – 저녁7시30분
9월20일(토) – 오후4시
9월21일(일) – 오후4시
제목 : 제4회 창작단막극제 나는 연출이다
캐스트 : 양지웅 연출 , 최은영 연출 , 남대우 연출 , 김동민 연출 , 이동욱 연출 , 송근욱 연출 총6명입니다.
티켓가는 균일 10000원 입니다.
장소 : 청춘나비아트홀
나는 연출이다는 20분 초단막극으로 이루어져 있으며 각20분씩 3작품 후 인터미션 15분이 주어지구요 나머지 3작품이 진행됩니다.
또 한 관객은 관극만 하는 것이 아니라 평가단으로서 공연에 대한 직접적인 평가를 하게 됩니다.
총 소요시간은 150분 내외 입니다.
滞在三日目が終わろうとしている。
プサン到着後すぐに「ひとり芝居じゃなくなりました」というサプライズとともにスタート。
毎日作品について深く深く長時間ミーティングしたり稽古したり
美味しいものを食べ歩いたり、作品以外のことをたくさん話したり
そうこうしているうちにもう公演初日まで10日を切った。
今日の台本はプロローグとエピローグ。それだけでもぐったり。
濃い時間を毎日重ねている。
作品に向かいながら感じているメモみたいな日記みたいなノートみたいな
終わりも始まりも答えもないなにかたち…たぶん
近年の自分の演劇を振り返ると・・・
prayer/s での永山智行との大きな出会いが始まりであり、素敵じゃないか での
池田美樹との危険で確かな創作にぐらぐらと揺るがされゆらゆらと揺らぎ、そして
ヤン・ジウンに出会って、いま、闘っている。
もちろん他の演出家との創作やソネス落語やその他さまざま、それぞれに向き合い
感じてきたことはたくさんなるけれど、先に挙げたこの3点を結ぶ大きな川が
芯に流れているように感じる。この川はどこに続いてるのかな。
この流れの始まりが永山智行であることは間違いない…
というのは私が勝手に感じているだけなのだろうが
ただ、ここに、いる、ということ。
ただ、そこにいる、ということ。
かつて、いた、ということ。
生も死も続いていく、ということ。
繰り返される、ということ。
その刹那。
流れの始まりは永山智行…と挙げたが
もちろんそれ以前にすべては自分のカラダから始まる。
いや母親から、そして父親から、そして兄弟…友人…
いやもっと前の両親より前の…きりがないが
この釜山という土地で韓国語を話す人に囲まれ
ほとんどを英語で会話しながら唯一日本語のできる
リュンホとは日本語も交わしつつ韓国語の台詞を
日本語の台詞に書き換え………
この3日間少しの韓国語と少しの日本語を発するもののほとんどずっと英語で喋っている
別に英語が得意なわけでもないのに。いや、得意なわけではないと思ってたけど
必要に迫られてこれだけ喋っていると、あれ?私けっこう英語できるの?
なんて思う。いちおう大学は英語学科だったし…だけど相手も英語は母国語ではない。
外国語同士で喋っているから同レベルで通じるのだ。そうか、ここは「外国」で
私は「日本人」だし、なにより「外国人」なんだ。あたりまえだけど
韓国語の台詞を日本語に書き換える…
まず自動翻訳で訳して日本語ペラペラの人に確認してもらって、
でもニュアンスが難しくて作家のほっしている文体を探る探る探る…
文語体が好きらしい。詩的が好きらしい。私の言葉に寄せないように…
だけど文語体ってのもいろいろあって…感触が…迷宮に入る
日本語ってなんだろう
私の言葉と「日本語」には距離がある。
博多弁、福岡弁が、より近いのだけどそういう意味の距離とも違う。
方言と標準語ってことじゃなくて…口調…口癖にも近いものなのかもしれない。
「とても楽しい」ってことを言うのに「大変に楽しいのだ」とすると、
文語体かどうか以前に日本語として違和感を感じる気がするし、感じないかもしれないし
わざとほんの少し違和感を感じさせることで、日常の世界と少し距離を置くことを
意図的に仕掛けることができるかもしれない
口語体でも使う言葉でイメージが変わる…
めっちゃ楽しい すごく楽しい えらい楽しい かなり楽しい そーとー楽しい
めちゃくちゃ楽しい 最高に楽しい 死ぬほど楽しい 楽しすぎるー!
………なんという言葉に書き換えようか…と考え込むことさえ無意味かもしれないのだ
漢字の意味でとらえるような言葉より音楽のようなサウンド、響きが重要かもしれない
私が何語をしゃべるかは重要じゃないかもしれない。し、重要なことかもしれない。
答えはない
少なくとも今の時点では
私が何者であるのか
何故ここにいるのか
なぜ、今、ここにいるのか
日本と韓国はいつからこうなったのか
こうなった、の「こう」は「どう」なのか
すべてに意味があるし、すべてに意味はない
何者でもありえるし何者でもない
答えのない疑問を繰り返すそこに意味はない
意味はなくても意義はあるかもしれない
これでさえただの言葉遊びかもしれない
こうして言葉を並べることに意味はない
少なくとも私自身に深い意図はない
並べた言葉に意味を見いだす人もいるかもしれない
このノートにも終わりはない
ただただ書きながら少しでも頭や心を整理できたら
と思いながら書き始めたけれどどうだろう
とにかくとにかく今夜は宿題を済ませて寝よう
寝て朝がきて明日の自分が稽古に向かう
ぐっすり眠れ、今日の私
と、こんな、文語体のような…かたそうにも見える文体も、私の、だし
ミルミョン食べて、うまー!と叫ぶのも私
とりあえずシャワーだほい
そして宿題をがんばるのだー!
先日のブログにしたためた釜山でのひとり芝居に向けた日記からおよそ10日。
いよいよ本日、釜山に向かいます。
仕事の都合で予定から3日ズラした出発。
おかげで、3つナレーションのお仕事をいただいたので、なんとも本当にありがたく…
ズラした甲斐がありました☆
(ズラした、て書いたら、頭髪のアレみたいですね、ふふ)
で、韓国入りが当初の予定より3日遅れてしまったので、釜山到着の時点で公演初日まで
ゆうに2週間を切ってしまっている、という…ひー。
ものすごい濃い時間を過ごしてくると思う。
ひとり芝居
演出:ヤン・ジウン氏 × 出演:わたし
通訳も付添いもナシにどこまで集中して闘えるか。
演出家コンペ企画なので、上演自体も闘い。
広く強く柔らかく深くポジティブにネガティブにいろんな角度のいろんなベクトルに
同時に伸びまくって、このちっちゃい自分が張り裂けそうになりますように。
もちろん、すべてを楽しみながら。
いろんな方からたくさん声援いただいてます。
本当にありがとうございます。ノムノム カムサハムニダ~!!
個人のやりとりで単身…と言いつつ、友人で福岡釜山交流ひろばの中塚絵美子には
感謝しきれないほど世話になっている。まだまだ迷惑、面倒かけますが
いったん、ありがとう!!(笑
いってきまーす!
9/1(月) 怪談巻物語り。
2014年08月30日
「お知らせ」ページに詳細を書いておりますが、9/1(月)-9/2(火)夜八時半…
今年もソネス落語 番外 怪談まつり の季節がやってきました。
思えば2010年、ソネス落語はじめました、で、初めて高座にあがっときも
小林民治(みんじさん)が書き下ろしてくれた落語は怪談でございました。
女と化け猫と花火のほんわり切ないおはなしでございました。
2012年から毎年恒例となった怪談まつりは今年で3年目!
怪談まつりは「番外」企画ということで、私は落語ではなく怪談噺をしております。
毎年クロキカオリが書き下ろしてくれる博多の怪談。怪談…なのかい?
1年目は「簑島狐」。蓑島の河原女と狐のおはなし。
2年目の「灌頂奴」は大浜流れ灌頂を題材にした奴(やっこ)を折り続ける女のはなし。
そして3年目の今年は「濡衣塚」。
今回もクロキカオリがしたためた巻物を手におはなしいたします。(写真)
ソネス落語はおなじみのお客様も
今回が初めて!の皆様も
今これを読んで知ったわ!の方々も
夏の終わりの夜遊びに薬院凸版印刷裏の茶屋
カフェソネスにふらりお立ち寄りくださいませ。
心よりお待ち申し上げておりまする。
9月1日(月)20時30分開演
一、「 三 年 目 」 曾根巣家 落花生 天野 智範
一、「 濡 衣 塚 」 椿亭 豆猫 酒瀬川 真世
9月2日(火)20時30分開演
一、「ろくろッ首」 曾根巣家 月曜 光安 和幸
一、「借 家 怪 談」 痛風亭 最弱 岡本 ヒロミツ
前売 1,200円(1ドリンク付)
当日 1,500円(1ドリンク付)
2日通し 2,000円(2ドリンク付)
イコネの晩酌三種盛セット付 1,600円
会場・ご予約お問い合わせ
カフェソネス 092-741-8287
(福岡市中央区薬院1-16-18 ※凸版印刷さんの裏)