落語茶屋ソネス 皐月の会 終了いたしました。
今回もたくさんのご来場ありがとうございました。
月一の定期寄席となって丸一年。
予約なしでふらりと立ち寄ってくださる方が
回を追うごとに増え、ありがたいことです。
ご来場スタンプが6個たまって一回ご招待な方が
今回は3名もいらっしゃったとか。すごい!嬉しい!
続けてみるもんですねー。
仕事が終わって間に合いそうだからちょっとのぞいてみようかな
みたいな感じで当日ふらり加減でドリンク片手に落語を聴く。
そんな落語茶屋スタイル。
みなさまに可愛がっていただいて育っております。
昨年の6月に始まりました定期寄席。ちょうど一周まわりましたところで
来月はソネス落語、お休みをいただきます。
次回は7月! 2年目もよろしくお願いいたします。
個人的には、しんどい戦いだった今回。
本番前夜。最後の稽古見せ。
役者人生でも1,2を争うくらいのくじけ加減。
米朝師匠はじめいろんな方がやり尽くしてきた「代書屋」。
わたしの場合、誰かの特定の噺をコピーしてやるのでなく
あくまで基本のおはなしをベースにして、いろんなことを考え
練り練りして毎回豆猫用の、まぁ、ベース台本のようなものを
仕上げるのですが・・・だけども、やはり、今回のこれは
桂枝雀師匠の代表作のひとつと言ってよろしいでしょう傑作。
豆猫がここんとこ古典落語でやってきた
「立て板に水のような流れる台詞回し」
「どこか粋だねぇ~」
みたいなものとは、ぜんぜん違うとこにあるネタ。
豆猫らしい九州弁落語として高座にかけるため
四苦八苦七転八倒転げ回り暴れまわり
負け戦を承知でそれでも生きざまを
魅せねばならぬ!そんな武将のような心持ちで
どうにか自分を奮い立たせ上がった今回。
どうにかこうにか自分と向き合って
目の前のお客さんと向き合って
この空気を揺らす豆猫らしさを諦めない…
そんな闘いは、できたと思う。
でも、もう、しばらくは…
枝雀さんネタは、封印!!!
化け物だもの!!!しんどい!!(笑)
武将のような心持ちで、とかっこつけたところで
具体的に視覚的には、顔芸と、つぶやき芸?!
そんなバカバカしさは伝わったかな?と(笑)
ご来場くださったみなさま
ゲラゲラと笑ってくれたみなさま
ほほぅこんな代書屋ね、と
ニヤリしてくれたみなさま
豆猫の闘いざまを見たよ
と声をかけてくれた同志お仲間のみなさま
おかげさまで、なんとかこれからも
闘いを続けられそうです。
今後とも椿亭豆猫を、落語茶屋ソネスを
どうぞよろしくお願いいたします。