落語茶屋ソネス 番外 晩夏の怪談会
このたびもたくさんのご来場ありがとうございました。
ほぼ毎回ご来場くださる方
数ヵ月に一度顔を見せてくださる方
仕事終わりにふらりと寄り道してくださる方
あ、今日落語だ…と思い出して来てくださる方
そしてそして、はじめましてのお客さま方。
あの方はどなただろうかしら…?
どこで情報を手にしてくれたのかしら…?
落語茶屋メンバーも誰も知らないという方が最近ちらほら増えてきました。
細々とでも毎月つづけてきたことが繋がってるのか、と、嬉しゅうございます。
6回のご来場で1回無料のスタンプカードシステム…
ちょっと遊び心で作ってみたような部分もあるのですが
もうスタンプ満タンが2回目という方も。
月一の定期寄席でまる一年と3カ月…
6回満タンが2回ってことは、ほぼほぼ皆勤ですよ…
すごいです!ありがたいと言うべきなんでしょうが
それも通り越して、すごい!!!
今回は怪談、ということで、例年どおり私は
席亭クロキカオリが書き下ろしてくれる
博多の歴史巻物を怪談語りを致しました。
今年は小烏神社と龍宮寺、そして元寇襲来を中心に
博多の町、人々のうつりゆきを描いた「八咫烏」(やたがらす)。
会場入りする前に、ワタクロ夫妻とともに小烏神社の
たけつのみこと 様にご挨拶の参拝をいたしました。
クロキカオリが巻物にしたためた物語を
わたくし豆猫の身体をとおして声にして
お客さまに届ける毎年のおつとめ。
会場の皆さんが声をたよりに呼吸をたよりに
ご自身の想像でぐおーんと物語を広げてくださった様子
いろんな感想をいただき、誠に嬉しゅうございました。
これで博多の創作怪談巻物が四本にもなりました。
「簑島狐」、「灌頂奴」、「濡衣塚」、そして「八咫烏」。
さて、来年はどんなお噺が紡がれますかしら。
もう、楽しみでございます。
椿亭豆猫という名前での表現への向き合い方について
もっともっと探求していきたい!とこの想いは留まることを知りません。
今回またまたご一緒させていただいた
曽根巣家落花生(そねすやぴーなっつ)さんこと、天野智範兄さん。
この方が高座にあがると、喋りだした途端にまず
その声に聞き惚れる。「お耳が喜ぶ」とはこのこと。
兄さんの【ろくろ首】存分に楽しませてもらいました。
落語茶屋ソネスは来月も第一火曜日
10月6日に開催いたします。
今度は誰が登場しますでしょうか…お楽しみに!